株価指数先物【昼】 10月以降のレンジ下限を明確に下抜く
日経225先物は11時30分時点、前日比1110円安の3万7190円(-2.89%)前後で推移。寄り付きは3万7650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7585円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。現物の取引開始時につけた3万7720円を高値に下へのバイアスが強まり、終盤にかけて3万7070円まで下落幅を広げた。
日経225先物はボリンジャーバンドの-3σ(3万7200円)を割り込んできたことで、売られ過ぎが意識されてくる可能性はある。ただし、昨年10月以降のボックスレンジの下限を明確に下抜けてきたことで、ヘッジ対応のショートが強まりやすい。-3σまでの下げに対する短期的なリバウンド狙いのロングが入る可能性はあるものの、戻りの局面ではショートが入りやすく、スキャルピング中心での値幅取りに限られそうである。
NT倍率は先物中心限月で13.84倍に低下した。一時13.83倍まで下げており、昨年9月5日の直近安値である13.93倍を割り込んできた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立つなか、昨年8月6日の13.65倍が意識されてきそうだ。
株探ニュース