NY債券:米長期債相場は強含み、6月利下げの可能性高まる

市況
2025年3月1日 8時08分

28日の米国長期債相場は強含み。米商務省がこの日発表した1月個人消費支出(PCE)価格指数は前年比+2.5%、同コアPCE価格指数は前年比+2.6%にとどまったことが利回り低下につながった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ再開は6月になるとの見方が広がった。イールドカーブはスティープニング気配。

CMEのFedWatchツールによると、28日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は68%程度。6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は81%程度。10年債利回りは4.260%近辺で取引を開始し、一時4.275%近辺まで上昇したが、米国市場の後半にかけて前半にかけて4.191%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて4.210%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は22.50bp近辺、2-30年は50.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.99%(前日比:-7bp)、10年債利回りは4.21%(前日比-7bp)、30年債利回りは、4.50%(前日比:-6bp)で取引を終えた。

《MK》

提供:フィスコ

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