3月3日のNY為替概況

市況
2025年3月4日 5時00分

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円30銭まで上昇後、150円05銭まで下落し、引けた。

米トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動を控えインフレ再燃懸念に米金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後発表された米2月ISM製造業景況指数や1月建設支出が予想を下回り、景気減速懸念に長期金利が低下に転じたことに連れドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.0460ドルから1.0503ドルまで上昇し、引けた。米国が対ウクライナ支援を停止する可能性が強まる中、欧州では指導者がウクライナ支援を強化する姿勢を見せ、域内の防衛支出増、経済成長期待にユーロは買い戻しが優勢となった。

ユーロ・円は158円47銭まで上昇後、157円39銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2672ドルから1.2723ドルまで上昇。英国政府の防衛支出増、経済成長期待にポンド買いが強まった。

ドル・スイスは0.9010フランから0.8962フランまで下落した。

【経済指標】

・米・2月ISM製造業景況指数:50.3(予想:50.7、1月:50.9)

・米・1月建設支出:前月比-0.2%(予想:-0.1%、12月:+0.5%)

・米・1月製造業PMI確定値:52.7(予想:51.6、速報値:51.6)

《KY》

提供:フィスコ

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