話題株ピックアップ【夕刊】(3):長谷工、トヨタ、フライト

注目
2025年3月4日 15時48分

■ぴあ <4337>  2,923円  -82 円 (-2.7%)  本日終値

ぴあ<4337>が反落。3日の取引終了後、2月20日に発表した136万3900株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限を20万4500株とする売り出しに関して、売出価格が2914円に決定したと発表しており、これにサヤ寄せする格好となった。

■長谷工コーポレーション <1808>  1,956.5円  -39 円 (-2.0%)  本日終値

長谷工コーポレーション<1808>は反落。マンションの大規模修繕工事で談合を繰り返したとして、公正取引委員会が修繕工事会社約20社に立ち入り検査したと、この日午前11時ごろに複数のメディアが報じた。報道によると、立ち入り検査を受けた企業の一つとして長谷工グループの長谷工リフォームが挙げられており、これを嫌気した売りが出たようだ。

■相鉄ホールディングス <9003>  2,122.5円  -40.5 円 (-1.9%)  本日終値

相鉄ホールディングス<9003>が3日続落。3日の取引終了後、2月20日に発表した847万9900株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限を127万1900株とする売り出しに関して、売出価格が2098円に決定したと発表しており、これにサヤ寄せする格好となった。

■トヨタ自動車 <7203>  2,753.5円  -41.5 円 (-1.5%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>が反落。トランプ米大統領が3日、日本と中国を名指しし、通貨安政策を取る場合に米国は不当に不利な状況に置かれる、との認識を示した。記者団に対する発言が伝わると、外国為替市場でドル円相場は円買いの動きが強まり、一時1ドル=149円ちょうど近辺までドル安・円高に振れた。米国側の圧力で日銀が利上げを進め、円高圧力が高まる可能性が意識されるなか、米国の関税発動に伴う自動車産業へのネガティブな影響に対する警戒も続いており、自動車株の買い持ち高を圧縮する目的の売りがかさんだ。もっとも、トヨタは前日の取引終了後に、スマートフォン決済アプリ「TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)」を活用した株主優待制度の導入を発表。機関投資家による売りに優待狙いの個人投資家が買い向かう構図となっており、株価の深押しは回避されている。

■ワークマン <7564>  3,885円  -50 円 (-1.3%)  本日終値

ワークマン<7564>が6日続落。3日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.5%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。平年と比べ気温が低かったことで、冬物のアウターやインナー、防寒シューズなどが好調に推移したが、太平洋側では降雨日が少なかったことから、レインウェアなどの雨関連商品が伸び悩んだ。なお、全店売上高は同0.5%減だった。

■フライト <3753>  232円  +50 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値

フライトソリューションズ<3753>はストップ高。3日取引終了後、三菱UFJ銀行と協業し、三菱UFJ銀行が提供する決済ネットワーク「SP-NET」を活用した市場開拓を開始すると発表した。SP-NETとフライトのソリューションを接続し、決済処理の運用コストを抑えた決済サービスを提供するという。これが材料視された。

■FFRIセキュリティ <3692>  3,050円  +500 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

FFRIセキュリティ<3692>が急騰。直近5日・25日移動平均線のデッドクロスを示現したばかりだが、一気に切り返す展開となっている。政府は経済安全保障の観点から新たなサイバーセキュリティー対策をまとめるとの報道がセキュリティー関連株の刺激材料となった。そのなか、経済産業省は近く「サイバーセキュリティ産業振興戦略」を初めて打ち出す見通しで、国産ソフトを優先調達することを柱に海外製ソフトに依存する現状からの脱却を主眼としていることが伝わった。独自開発の標的型攻撃に特化した純国産エンドポイントソフト「ヤライ」を展開するFFRIはその急先鋒として注目された形だ。

■アスタリスク <6522>  526円  +80 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

アスタリスク<6522>が人気化。同社は3日取引終了後、新二次元コード「AsCode」を正式にリリースし、本格的に販売を開始すると発表。これが材料視されたようだ。「AsCode」は、大量一気読みをコンセプトに開発された二次元コードで、シンプルな二次元配列を採用することで圧倒的な読み取り速度を実現したもの。従来のハンディーターミナルなどのリーダーをはるかに凌駕し、スマートフォンでも驚異的なスピードで大量シンボルの読み取りが可能だという。また、同日には顔認証技術と人追跡技術を組み合わせた新システム「不正入場通報システム」を開発したことも明らかにしている。

■WHDC <3823>  106円  +15 円 (+16.5%)  本日終値

THE WHY HOW DO COMPANY<3823>が続伸し、昨年来高値を更新した。同社は3日取引終了後、電気自動車(EV)充電インフラ事業を展開しているTerra Charge(東京都港区)の株式を取得すると発表。これが材料視されたようだ。取得株式数は193株(所有割合0.17%)で、取得相手先は非公表。同社は今回の株式取得が将来的な競争力強化につながるとみている。なお、株式譲渡実行日は、きょう4日を予定している。

●ストップ高銘柄

シンニッタン <6319>  367円  +80 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値

ジェネレーションパス <3195>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

アドバンスクリエイト <8798>  388円  -80 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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