金は押し目買いに堅調 サンワード証券の陳氏

経済
2025年3月6日 17時58分

皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は押し目買いに堅調』と伝えています。

続けて、『先週のNY金は、週明け24日こそ米政権による高関税政策への警戒感を背景に安全資産としての買いに2963.20ドルと清算値ベースで史上最高値を更新したものの、月末要因に伴う利益確定売りや換金売りに反落した。週間では3.55%安』と伝えています。

そして、『週明け3日は、ロシア・ウクライナ戦争の停戦が困難になったとの見方や米政権による関税政策の行方に不透明感が広がり反発した。前週末比52.60ドル(1.85%)高の1オンス=2901.10ドル』と述べています。

次に、『トランプ大統領は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで行った会談で、米ロ対話に疑問を呈したゼレンスキー氏を非難。米国との取引に応じなければ「手を引く」と語った。トランプ氏はさらにSNSでの投稿で、ゼレンスキー氏は「米国の関与の下では、和平に応じる用意がない」と述べたほか、大統領執務室で米国への敬意が払われていなかったとゼレンスキー氏を批判した』と伝えています。

また、『トランプ政権は4日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税賦課、中国に対しては10%の追加関税を上乗せする措置を発動する予定』とし、『関税発動となれば、相手国からの報復措置などにより米景気減速を招くとの見方が強まる中、安全資産としての金に買いが集まった。また、2月米ISM製造業購買担当者景況指数(PMI)が前月より低下し、市場予想も下回ったことで、米長期金利が低下。金利を産まない資産である金をサポートした』と解説しています。

陳さんは、『金は先週末に一時2840ドル台まで急落したが、関税問題や地政学リスク等の市場を覆う不透明感から、押し目が買われ2900ドルを回復した。下落場面では高値で買いあぐねていた実需や世界の中銀にとっては買いの好機となったようだ。トランプ大統領の不規則発言に振り回される展開はこれからも続きそうで、金の押し目は買われていくだろう』と考察しています。NY金(4月)予想レンジは、『2860~2960ドル』と想定しています。

一方、『OSE金は、為替の円高が重しだが、堅調なNY金を背景に底堅く推移しよう。予想レンジは、1万3600~1万4600円』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月5日付「金は押し目買いに堅調」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

《CS》

提供:フィスコ

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