マーベル・テクノロジーが決算受け大幅安 高い期待に応えられず=米国株個別

材料
2025年3月6日 23時37分

(NY時間09:37)(日本時間23:37)

マーベル・テクノロジー<MRVL> 72.46(-17.68 -19.61%)

半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を若干上回ったほか、売上高の7割を占めるデータセンター部門も予想を若干上回った。第1四半期のガイダンスも予想を若干上回る見通しを示している。

ただ、株価は冴えない反応。事前の期待が高かった分、不十分な決算と見られている模様。アナリストは「売上高は僅かに上回ったが、上振れに対する典型的な期待に比べれば失望するかもしれない」と述べている。

別のアナリストからは、「第4四半期はほぼ予想通りだが、ASIC事業への期待が高かっただけに残念な結果となった。ただ、短期的には失望しているが、通年の成長についてはいくらか良くなっていると感じている」との指摘も出ている。

(11-1月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.60ドル(予想:0.59ドル)

・売上高:18.2億ドル 27%増(予想:18.0億ドル)

データセンター:13.7億ドル(予想:13.6億ドル)

コンシューマー:0.89億ドル(予想:0.84億ドル)

キャリア・インフラ:1.06億ドル(予想:0.97億ドル)

エンタープライズ・ネットワーキング:1.71億ドル(予想:1.73億ドル)

自動車・産業:0.86億ドル(予想:0.86億ドル)

・粗利益率(調整後):60.1%(予想:60.0%)

(2-4月・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.56~0.66ドル(予想:0.60ドル) ・粗利益率(調整後):約60.0%(予想:59.9%)

【企業概要】

顧客のニーズに合わせて設計された、データインフラ技術提供ための半導体ソリューションを構築し、データの移動・保存・処理・保護を行う。最先端の知的財産とシステムレベルの深い知識を持つ半導体ソリューションは、企業・クラウド・自動車・消費者市場などに変革をもたらす。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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