NY為替:米景気見通し悪化でドル売り強まる

通貨
2025年3月7日 7時17分

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円32銭まで下落した後、148円39銭まで反発し、147円98銭で引けた。米国の1月貿易赤字が過去最大規模に拡大し、景気を抑制するとの懸念にドル売りが加速。日本の追加利上げ観測や、米国関税への不透明感にリスク回避の円買いも強まった。米商務長官がメキシコ、カナダ関税で自動車以外でも免除される可能性に言及、さらに、トランプ大統領がメキシコ、カナダ関税で免除拡大を発表し、反発した。

ユーロ・ドルは1.0853ドルまで上昇後、1.0766ドルまで反落し、1.0783ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は理事会で市場の予想通り0.25%の利下げを決定したが、緩和サイクル終了に近づいた可能性を示唆したためユーロ買いが加速した。ユーロ・円は160円71銭まで上昇後、159円13銭まで反落。ポンド・ドルは1.2920ドルまで上昇後、1.2877ドルまで反落。ドル・スイスは0.8870フランから0.8826フランまで下落した。

《MK》

提供:フィスコ

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