豊田織に強気評価、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
豊田自動織機<6201>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は6日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1万5000円とした。同社はトヨタグループの本家で、トヨタ「RAV4」の組み立て、エンジンやエアコン用コンプレッサー、フォークリフトなどの製造・販売を手掛けている。業績面では、25年3月期通期計画に対する進捗は概ね順調で、同社は純利益を2450億円から2600億円(前期比13.6%増)に上方修正したが、同証券では更に2670億円へ上振れて着地すると予想している。企業価値向上に向けては、物流ソリューションを拡大する方針で、株主還元の強化も見込まれている。電動コンプレッサーや車載用電池など電動化対応製品の成長にも期待している。