本日注目すべき【好決算】銘柄 日本スキー、富士PS、ユークス (7日大引け後 発表分)
3月7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
日本スキー <6040> [東証G] ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、株式分割も発表
◆25年7月期の連結経常利益を従来予想の16.8億円→18.7億円に11.3%上方修正。増益率が8.4%増→20.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。白馬エリアを中心にインバウンド客が大幅に増加するなど、ウィンターシーズンの来場者数が想定より好調に推移したことを反映した。
併せて、3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。これに伴い、期末一括配当を従来計画の10円→3.5円(株式分割前換算では10.5円)に修正した。年間配当は実質5.0%の増額となる。
富士PS <1848> [東証S] ★今期最終を4.5倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ
◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の4.2億円→19.2億円に4.5倍上方修正。増益率が2.4%増→4.6倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。福岡市中央区に保有する固定資産(賃貸不動産)の売却に伴い、売却益22.9億円が発生することが最終利益を押し上げる。
日本駐車場 <2353> [東証P] ★今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
◆25年7月期の連結経常利益を従来予想の70億円→72億円に2.9%上方修正。増益率が7.5%増→10.6%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。子会社日本スキー場開発 <6040> の運営施設でウィンターシーズンの来場者数が想定よりも好調だったことが要因。
併せて、期末一括配当を従来計画の7円→8円(前期は5.5円)に増額修正した。
また、子会社の日本テーマパーク開発が東京証券取引所への新規上場の申請に向けて準備を開始すると発表。
ユークス <4334> [東証S] ★前期最終を2.9倍上方修正
◆25年1月期の連結最終損益を従来予想の0.6億円の黒字→1.9億円の黒字(前の期は13.4億円の赤字)に2.9倍上方修正した。売上高は計画を下回ったものの、保険返戻金の発生に加え、投資有価証券売却益や新株予約権戻入益などを計上したことが最終利益を押し上げた。
株探ニュース