株価指数先物【昼】 下へのバイアス強まらず3万7000円での底堅い値動き
日経225先物は11時30分時点、前日比320円高の3万7090円(+0.87%)前後で推移。寄り付きは3万7000円と買いが先行して始まったが、シカゴ日経平均先物清算値(3万7270円)には届かなかった。戻りの鈍さが意識されるなかでショートを誘う形となり、中盤にかけて一時3万6690円と下落に転じる場面もみられた。ただし、売り一巡後はショートカバーから切り返しており、終盤にかけて3万7110円まで上昇する場面もみられた。
日経225先物は、3万7000円で始まった後に、ボリンジャーバンドの-2σ(3万6870円)を割り込む場面もあったが、終盤にかけては-2σを上回っての推移だった。グローベックスのナスダック100先物がマイナス圏で推移しており、短期的にショートを仕掛ける動きが入ったとみられる。ただし、下へのバイアスは強まらず、終盤にかけて切り返す形だった。カバー一巡後は再び3万7000円処での底堅さを見極めての、押し目狙いのスタンスになろう。
NT倍率は先物中心限月で13.65倍に上昇した。足もとの低下で2023年9月以来の13.60倍を割り込んだほか、週末に米ハイテク株が買われた流れもあって、NTショートを巻き戻す動きが入っているようだ。ただし、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、戻り待ち狙いのNTショートによるスプレッド狙いに向かわせやすい。
株探ニュース