話題株ピックアップ【夕刊】(3):リベラウェア、トゥルーD、大盛工業
■Liberaware <218A> 764円 +34 円 (+4.7%) 本日終値
Liberaware<218A>が3日続伸。この日、25年7月期第3四半期に営業外収益を計上すると発表したことが好感された。同社は、国土交通省が所管する「中小企業イノベーション創出推進事業」の「鉄道施設の維持管理の効率化・省力化に資する技術開発・実証」に係る事業者に採択され、「鉄道環境に対応したドローンを用いた鉄道点検ソリューションの構築を目指すプロジェクト」を進めており、同プロジェクトに係る補助金として7030万円を補助金収入として計上するという。なお、通期業績予想には織り込み済みとしている。
■True Data <4416> 732円 +31 円 (+4.4%) 本日終値
True Data<4416>は切り返し急。小売関連企業に消費者のビッグデータ分析を提供しており、25年3月期はトップラインが2ケタの伸びで、営業6割増益を見込むなど好調。そうしたなか、11日取引終了後、Hakuhodo DY ONE(東京都港区)と購買データを活用したブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始することを発表、これによる収益寄与を期待した買いを引き寄せた。株価は今週に入り下げ足を強めたが、75日移動平均線との上方カイ離解消に伴い押し目買いが入りやすくなっていた。時価総額50億円未満の小型株で、株式需給面ではここにきて信用買い残の整理が進んだことも上値を軽くしている。
■大盛工業 <1844> 270円 +11 円 (+4.3%) 本日終値
大盛工業<1844>が大幅反発。11日の取引終了後、集計中の1月中間期連結業績について、営業利益が従来予想の2億9700万円から5億500万円(前年同期比27.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。建設事業の一部工事で発生した地下支障物除去のための工事の中断やOLY事業の受注量の低下などで売上高は33億1100万円から31億7500万円(同13.3%増)へ下方修正したが、工事費の低減、設計変更に伴う収益の増加などにより完成工事総利益の大幅な上積みが図れたことが利益を押し上げた。また、不動産事業で不動産販売利益の上積みや賃貸収益の増加などがあったことも寄与した。
■テラプローブ <6627> 3,125円 +95 円 (+3.1%) 本日終値
テラプローブ<6627>は7日ぶりに反発した。12日付の日刊工業新聞が、「テラプローブは2026年度下期にもパワー半導体のテスト事業を始める」と報じており、これが株価の支援材料となったようだ。記事によると同社は現在、日本メーカーと共同でテスト技術の開発を進めており、九州事業所でテスター1台程度から開始。需要に応じて順次、台数を増やす方針という。
■クリヤマHD <3355> 1,291円 +39 円 (+3.1%) 本日終値
クリヤマホールディングス<3355>が大幅反発。午後1時30分ごろ、25年12月末時点の株主から株主優待制度を再開すると発表しており、好材料視された。毎年12月末時点で200株以上を保有する株主に対して、保有株数と継続保有期間に応じてQUOカードを1000円から8000円分贈呈する。同時に27年12月期に売上高1000億円(24年12月期778億9500万円)、営業利益53億円(同45億3900万円)を目指す中期経営計画を発表した。産業資材事業で農機・建機・商用車市場での更なる成長を図るほか、スポーツ・建設資材事業で強固な収益基盤の形成などを図るとしている。
■グッドパッチ <7351> 538円 +13 円 (+2.5%) 本日終値
グッドパッチ<7351>が7営業日ぶりに反発。同社は11日、ソーシャルバズを活用した分散所有型ブランドカンパニーであるGrand Bleu&Co.(東京都千代田区)に出資したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。今後の取り組みとして、「グッドパッチグループによるGrand Bleu&Co.のブランドにおけるデザインパートナー支援」「両社のノウハウを生かした共同プロジェクトの実施」「グッドパッチグループによるGrand Bleu&Co.の組織開発及び人材紹介支援」を挙げている。
■テクノロジーズ <5248> 727円 +17 円 (+2.4%) 本日終値
テクノロジーズ<5248>が反発。11日の取引終了後、子会社エコ革がウエストホールディングス<1407>と系統用蓄電池事業に関する業務提携を行ったと発表しており、好材料視された。系統用蓄電池の整備を早期に進めるのが狙い。エコ革は事業用地の選定、取得交渉、電力系統の確保などの開発や事務に関する業務全般を担当する一方、ウエストHDは蓄電所のEPC(設計・調達・建設)やメンテナンス業務など技術や運用に関する業務を担当する。なお、同件による業績への影響は精査中としている。
■イーソル <4420> 639円 +13 円 (+2.1%) 本日終値
イーソル<4420>が高い。同社の子会社であるイーソルトリニティは11日の取引終了後、米Corellium社が開発・販売を行う仮想ハードウェア製品に関し、国内代理店契約を締結したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。Corellium社の製品はADAS(先進運転支援システム)など大規模なシステムを問題なく実行できるのが特徴。イーソルトリニティは車載市場を中心に製品を供給し、顧客の開発効率の向上を促す。
■リベロ <9245> 1,885円 +35 円 (+1.9%) 本日終値
リベロ<9245>が続伸。この日発表した2月度の月次売上高速報が前年同月比27.4%増となり、増収基調が継続したことが好材料視された。
■中部日本放送 <9402> 674円 +10 円 (+1.5%) 本日終値
中部日本放送<9402>がしっかり。午後1時40分ごろ、25年3月期の期末配当予想を10円から13円へ引き上げたことが好感された。今年12月に創立75周年を迎えることから、記念配当3円を実施する。年間配当予想は18円となり、前期実績(15円)に対して3円の増配になる。
●ストップ高銘柄
HOUSEI <5035> 572円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
Synspective <290A> 726円 +100 円 (+16.0%) ストップ高 本日終値
アストロHD <186A> 789円 +100 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
REVOLUTION <8894> 145円 -50 円 (-25.6%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース