イラン核問題、中ロ交え14日に北京で3カ国協議へ
中国はイランの核問題を巡り、同国とロシアを交えた3カ国協議を14日に北京で開催すると発表した。中国外務省が公表した声明によると、「3カ国はイランの核問題やその他の相互の関心事について意見交換を行う」。会合にはロシアとイランの外務次官が出席する予定。
イランを巡っては、トランプ米大統領が先週、新たな核交渉に応じるよう求める書簡をイラン指導部に送ったと明らかにした。イランのメディアによると、アラブ首長国連邦(UAE)の当局者は12日、トランプ氏の書簡を届けるためイランを訪問した。
ただ、イランの最高指導者ハメネイ師は米国との交渉に否定的な立場だ。イランが交渉を強要されることはないとし、2015年の核合意を破棄したトランプ氏は信頼できないと述べている。
今回の北京での会合では、ロシアの動きも焦点となる。トランプ氏は、弾道ミサイル活動および中東での代理勢力への支援の制限を含めた広範な合意をイランに求めており、ロシアがトランプ氏の要求にどこまで影響を与えることができるかを巡り、今回の会合は疑問を投げかける。
株探ニュース