話題株ピックアップ【夕刊】(3):カドスC、バリオ、フォーライフ
■カドスC <211A> 3,245円 +503 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
カドス・コーポレーション<211A>が後場ストップ高。同社は13日午後2時30分、取得総数11万株(発行済み株式総数の10.86%)、取得総額3億5000万円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて25年7月期第2四半期累計(24年8月~25年1月)の単体決算を発表。最終利益は3億1900万円と前年同期比で22.4%増となった。株主還元姿勢と業況を評価した買いが入ったようだ。1月中間期の売上高は37億4700万円で、前年同期比で0.3%増。建設資材や労務費の上昇を背景とした建設コストの負担について、販売価格への転嫁を進め、増益につなげた。自社株の取得期間は3月14日から26年3月13日までとする。
■バリオセキュア <4494> 695円 +100 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
バリオセキュア<4494>がストップ高。12日の取引終了後、企業のセキュリティー対策の構築から運用までを一括で提供する「Vario Ultimate ZERO」が、NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)の展開する「セキュリティ YOROZU 相談」のパートナーとなったと発表。これが好材料視されたようだ。「セキュリティ YOROZU 相談」は、NTTコムが提供する顧客の社内端末から得られる情報を分析し、セキュリティーリスクの可視化と対策を提案するサービス。今後、「セキュリティ YOROZU 相談」の境界防御型セキュリティー対策を自社開発の国産UTM(統合脅威管理)を活用したBPOとして提供し、同サービス自体の提案活動にも協力していくという。
■フォーライフ <3477> 720円 +100 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
フォーライフ<3477>が後場終盤に急伸、昨年来高値を更新した。同社は13日午後3時、25年3月期の業績予想を見直したと発表。今期の最終利益予想を従来の見通しから1億4000万円増額して5億5000万円(前期比3.6倍)に引き上げた。これまで17円50銭としていた期末一括配当予想に関しては10円増額して27円50銭(前期比15円増配)とする。これらを材料視した買いが入ったようだ。高利益率の分譲戸建て住宅の順調な販売が見込まれ、利益率が想定を上回る見込みとなった。売上高予想は3億円減額して147億円(同5.1%増)に見直した。
■シキノハイテック <6614> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
シキノハイテック<6614>がストップ高。同社は12日、シリコン知的財産(IP)ソリューションのリーディングプロバイダーである米Computer Aided Software Technologies(CAST)と新たな戦略的提携を結ぶことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。この提携により、CAST社はシキノHTが保有するIPコア(JPEG XLなどの画像圧縮技術)の提供を世界に向けて開始し、将来的に他の画像処理IP製品へも拡大させる見通し。同時に、シキノHTはCAST社の日本代理店として、CAST社のシリコン向けIPコアを幅広い日本の顧客に提供するためのサポートを行うとしている。
■バリュークリエーション <9238> 1,114円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 本日終値
バリュークリエーション<9238>は急騰。12日の取引終了後、1億円の暗号資産(ビットコイン)を購入すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。購入期間は3~5月を予定。余剰資金の一部について、次の事業投資までの運用手段として一時的に暗号資産への投資・保有を行う。四半期ごとに時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上していく。
■アルピコHD <297A> 264円 +17 円 (+6.9%) 本日終値
アルピコホールディングス<297A>が大幅高。12日の取引終了後、25年3月期の期末一括配当予想を3円から5円へ増額修正したことが好感された。昨年12月に東証スタンダード市場に上場したことを記念して2円の上場記念配当を実施する。
■gumi <3903> 555円 +32 円 (+6.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
gumi<3903>は続伸。12日取引終了後に24年5月~25年1月期連結決算を発表し、売上高は74億500万円(前年同期比14.6%減)、最終損益は15億500万円の黒字(前年同期11億300万円の赤字)だった。黒字に転換したことが買い材料視されている。主力のモバイルオンラインゲーム事業は不採算タイトルの早期撤退や一部タイトルの他社への運営移管により減収となったものの、コスト適正化などが奏功しセグメント損益は大幅に改善した。ブロックチェーン関連の事業では推し活プラットフォームプロジェクト「OSHI3」に関わる売り上げ計上などがあり好調だった。なお、通期見通しは引き続き非開示とした。あわせて、連結子会社でブロックチェーン事業を展開するgC LabsがTIS<3626>との間で、合弁会社の設立に関する基本合意契約を締結すると発表した。4月1日付で「Hinode Technologies」を設立する予定。ブロックチェーンのノード運営や暗号資産会計管理システムの提供を行う。出資比率はgC Labsが65.97%、TISが34.03%となる見通し。
■ユークス <4334> 398円 +21 円 (+5.6%) 本日終値
ユークス<4334>が急伸。同社は12日の取引終了後、25年1月期の連結決算発表にあわせ、26年1月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比16.7%増の38億円、営業利益は同4.0倍の3億5000万円、最終利益予想は同67.3%増の3億3200万円とした。年間配当予想は同3円増の13円としており、増益・増配予想を評価した買いが入ったようだ。ゲーム、パチンコ・パチスロ、モバイルの各分野において複数のプロジェクトの開発が進んでいるとしている。
■ブルーイノベーション <5597> 1,051円 +51 円 (+5.1%) 本日終値
ブルーイノベーション<5597>は急反発。東京証券取引所が13日から同社株の信用取引に関する規制を解除すると発表。これにより、個人投資家からの資金流入が再び活発化するとの見方から買われた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表した。
■ブイキューブ <3681> 189円 +6 円 (+3.3%) 本日終値
ブイキューブ<3681>は堅調。12日取引終了後、リアルタイムエンゲージメントAPIのリーディングプラットフォームであるAgoraの新ソリューション「Agora Conversational AI Engine(会話型AIエンジン)」を日本正規代理店として提供開始したと発表した。同ソリューションはAgoraの高品質な音声・映像処理技術と高度なAI技術を融合し、超低遅延かつ自然な会話体験を実現するという。
●ストップ高銘柄
インタートレード <3747> 561円 +80 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
ジィ・シィ企画 <4073> 776円 +100 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
REVOLUTION <8894> 95円 -50 円 (-34.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース