外為サマリー:148円20銭台に上伸、時間外の米株高が支援材料
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=148円29銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭弱のドル高・円安となっている。
13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円81銭前後と前日に比べて45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米政権の関税政策が世界経済の悪化や貿易摩擦につながるとして、NYダウをはじめ米主要株価指数が下落したことが影響し一時147円42銭まで下押した。
ただ、「米上院民主党トップのシューマー院内総務は13日午後、同党として共和党のつなぎ予算案を阻止することも辞さないとした警告を取り下げた」との報道などを背景に、この日の時間外取引で米株価指数先物が上昇。続落して始まった日経平均株価が切り返したことや、実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)に伴うドル需要などもあり、ドル円相場は9時40分ごろに148円20銭台に乗せた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0849ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円89銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安で推移している。