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話題株ピックアップ【夕刊】(1):トーホー、JEH、ビジョナル

注目
2025年3月14日 15時44分

■トーホー <8142>  3,250円  +500 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

トーホー<8142>が急反発。同社は13日取引終了後、26年1月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比9.4%増の82億円としていることや、年間配当計画を前期比25円増配の150円としていることが好感されたようだ。売上高は同2.7%増の2530億円を見込む。食品スーパー事業から撤退した影響があるものの、インバウンド需要の拡大などを背景に既存事業は堅調に推移すると想定している。

■JEH <5889>  2,585円  +351 円 (+15.7%)  本日終値

Japan Eyewear Holdings<5889>が5連騰。13日の取引終了後に発表した26年1月期連結業績予想で、売上高190億5000万円(前期比14.3%増)、営業利益62億円(同16.4%増)、純利益40億円(同0.1%増)を見込み、年間配当予想を前期比18円増の84円としたことが好感された。「金子眼鏡」「999.9(フォーナインズ)」合計で国内に5店舗以上の新規出店を予定しているほか、中国及び周辺諸国に3店舗以上の新規出店を予定する。また、両ブランドにおいて価格改定を実施し、売上高・利益の伸長を見込む。なお、25年1月期決算は、売上高166億6600万円(前の期比23.2%増)、営業利益53億2800万円(同44.0%増)、純利益39億9400万円(同80.2%増)だった。同時に、30年1月期に売上高280億円、営業利益100億円を目指す中期経営計画を発表した。日本国内における成長に加えて、海外顧客向けの売り上げを伸ばすことを成長の柱としており、海外売上高比率45.0%以上(25年1月期31.7%)を目指す。また、株主への還元を積極的に行うとしている。

■ビジョナル <4194>  7,808円  +999 円 (+14.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

ビジョナル<4194>が急反発。13日の取引終了後に発表した1月中間期連結決算が、売上高369億3000万円(前年同期比17.5%増)、営業利益102億2400万円(同4.4%増)、純利益75億4900万円(同4.7%増)と増収増益だったことが好感された。プロフェッショナル人材への企業の採用ニーズや求職者の動向が好調であり、主力のBizReach事業の売上高が同16.8%増の321億2900万円と計画の範囲内ではあるが上限で進捗した。また、HRMOS事業では1月末に「社内版ビズリーチ by HRMOS」のプロモーションを開始したことなどが寄与し売上高は同36.6%増の23億8300万円と伸長し、営業損益も黒字化に向けて順調に進捗しているという。なお、25年7月期通期業績予想は、売上高764億円(前期比15.5%増)、営業利益191億5000万円(同7.4%増)、純利益134億7000万円(同3.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■シーイーシー <9692>  2,212円  +265 円 (+13.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

シーイーシー<9692>が急反発した。システムインテグレーターの同社は13日の取引終了後、25年1月期の連結決算発表にあわせ、取得総数120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.74%)、取得総額20億円を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元姿勢が評価されたようだ。自社株の取得期間は3月14日から10月31日まで。取得した全株式を26年1月16日に消却する。26年1月期は売上高で前期比7.6%増の605億円、経常利益で同0.2%増の68億2000万円、最終利益で同21.3%増の49億円を計画。年間配当予想は同10円増配の65円とした。給与水準の引き上げなど人材投資の拡大などを見込みつつ、経常利益は微増ながら前期に続き過去最高益の更新を予想する。25年1月期の売上高は前の期比5.8%増の562億800万円、経常利益は同6.2%増の68億700万円、最終利益は同11.0%減の40億4000万円だった。

■日産東HD <8291>  551円  +51 円 (+10.2%)  本日終値

日産東京販売ホールディングス<8291>が7連騰。13日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、イギリスに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による株式保有割合が5.02%と新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は3月6日となっている。

■第四北越FG <7327>  3,005円  +212 円 (+7.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位

第四北越フィナンシャルグループ<7327>が後場に急伸した。同社は14日、25年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表。これを好感した買いが入ったようだ。今期の純利益予想を従来の見通しから30億円増額して280億円(前期比32.1%増)に見直した。また、期末配当予想については14円増額修正し70円とした。年間配当予想は株式分割を考慮した水準で126円(前期は72円50銭)となる。法人向け役務収益が好調に推移するなか、市場金利の上昇に伴って、貸出金利息や有価証券は利息配当金などが想定を上振れする。同時に、政策保有株式の縮減方針について、21年3月末から27年3月末までに第四北越銀行が保有する政策保有株式を簿価ベースで200億円縮減するという従来の方針に加える形で、30年3月末までに、みなし保有株式を含む政策保有株式の時価の連結純資産に占める割合を20%未満とする新たな方針を公表した。第3次中期経営計画の上方修正も検討しているという。

■巴工業 <6309>  4,155円  +255 円 (+6.5%)  本日終値

巴工業<6309>は大幅高。13日取引終了後に24年11月~25年1月期連結決算を発表。売上高が前年同期比24.3%増の150億8600万円、営業利益が同60.1%増の17億9300万円と好調だった。国内外の需要を背景に機械製造販売事業が急拡大したほか、化学工業製品販売事業でも鉱産関連の建材・自動車用途向けを中心に売り上げを伸ばした。通期の増収増益見通しに変更はない。好決算を評価した買いが入った。

■じげん <3679>  458円  +23 円 (+5.3%)  本日終値

じげん<3679>が大幅反発。13日の取引終了後、25年3月期の期末一括配当予想を7円50銭から10円50銭へ増額修正したことが好感された。なお、前期実績(6円50銭)に対しては4円の増配になる。

■デジタルガレージ <4819>  4,785円  +210 円 (+4.6%)  本日終値

デジタルガレージ<4819>が3連騰。アクティビストで知られる香港のオアシス・マネジメントがDガレージの株式を買い増していたことが13日の取引終了後に明らかになり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は16.42%から17.57%に上昇した。報告義務発生日は6日。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。

■新晃工業 <6458>  1,270円  +43 円 (+3.5%)  本日終値

新晃工業<6458>は4日続伸。13日取引終了後、2030年満期ユーロ円建て取得条項付き転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、手取り金約60億円を調達すると発表した。全額を26年3月末までに自己株式取得資金に充てるとしており、これが買い材料視されたようだ。これに伴い、取得上限700万株(自己株式を除く発行済み株数の9.64%)、または60億円とする自社株買いの実施をあわせて発表した。期間は3月14日から来年3月13日まで。

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