クラウン・キャッスルが大幅高 ファイバーおよびスモールセル事業を85億ドルで売却=米国株個別
(NY時間10:48)(日本時間23:48)
クラウン・キャッスル<CCI> 102.91(+9.38 +10.03%)
通信インフラを主とした不動産投資信託(REIT)のクラウン・キャッスル<CCI>が大幅高。EQTファンドおよびザヨ・グループと、それぞれが同社のファイバー事業の別部分を合計85億ドルで買収することで合意した。
今回の買収を受けてアナリストは投資判断を従来の「買い」から「強い買い」に引き上げた。「同社のファイバーおよびスモールセル事業は著しく価値を破壊する資産で、戦略的見直し以前から多くの投資家を傍観させていた」と述べている。
「戦略的見直しがようやく完了し、資金力のある買い手との取引が発表されたことで、同社はタワー3銘柄の中で最も厄介な存在から最もクリーンな存在になる。最終的に持続可能な配当政策が可能となり、成長への態勢が整う」とも語った。
【企業概要】
米国内で共有通信インフラを主とした不動産投資信託を運用する。米国全土に通信用タワー、ファイバ、スモールセル等の資産を所有し、これらの通信インフラへのアクセスをリース、ライセンス、サブリース、サービス契約などの形態の長期契約を通じて、無線通信事業者等の顧客に提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース