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CAICA DIGITAL---1Q各段階利益が黒字化、ITサービス事業では利益率の向上を推進

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2025年3月17日 10時59分

CAICA DIGITAL<2315>は14日、2025年10月期第1四半期(24年11月-25年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.1%減の13.00億円、営業利益が0.13億円(前年同期は0.77億円の損失)、経常利益が0.16億円(同1.21億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.10億円(同2.28億円の損失)となった。

ITサービス事業の売上高は前年同期比9.8%減の12.90億円、営業利益は同12.9%減の1.40億円となった。システム開発を担うCAICAテクノロジーズは、顧客への価格交渉や高単価案件の選別受注を継続したことで利益率は高い水準を維持している。金融機関向けのシステム開発分野は、銀行向け案件が好調だった。非金融向けシステム開発分野は、顧客の事業拡大意欲が強くIT投資も依然継続されており、とりわけ旅行業、流通業からの引き合いが増加している。フィンテック関連のシステム開発分野は、決済系の案件を中心に安定的に受注を獲得した。また、新規ビジネスであるDXソリューションサービスが好調なスタートを切っている。DXソリューションサービスは、顧客のDX化の加速を目的とし、大規模エンタープライズ向けのDXソリューションを有する大手海外ベンダーと提携し、プロダクト販売、コンサルティング、設計、追加システム開発、導入サポート、保守・運用までをフルSIとして提供する。

金融サービス事業の売上高は同28.4%減の0.12億円、営業損失は0.13億円(前年同期は1.43億円の損失)となった。カイカフィナンシャルホールディングスが運営する審査制NFT販売所、Zaif INOの売上高は、NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としている。当第1四半期は、読者と漫画家が共に出版を目指す、NFT漫画プロジェクト第2弾の実施などゲーム分野だけにとどまらず、NFTと親和性が高い分野でのサービスラインナップの拡充を図っている。また、カスタマーディベロップメントのサービスは、暗号資産や金融業界をはじめとした様々な業界に適応可能な顧客対応を行っており、高水準のカスタマーサポートチームを提供するほか、顧客との友好な関係構築を支援している。なお、Zaif INO及びカスタマーディベロップメントの業績は概ね計画の範囲内で推移している。

2025年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.0%増の62.20億円、営業利益は2.15億円、経常利益は2.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.96億円と現時点では変更していない。2025年10月期は、特別利益として投資有価証券売却益5.29億円を計上する見込み。最近の業績動向など他の要素を含め業績に与える影響を現在精査中であり、精査後開示すべき事項が判明したら開示する予定。

《ST》

提供:フィスコ

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