カナダ新首相、「F35」契約の見直し指示-米との対立に新たな火種 ロッキード株は小幅高=米国株個別
(NY時間10:06)(日本時間23:06)
ロッキード<LMT> 469.15(+2.98 +0.64%)
カナダのカーニー新首相は、ロッキード・マーチン<LMT>との戦闘機「F35」の契約見直しを指示した。トランプ大統領のカナダを米国の51番目の州にするといった言動や関税発動で両国関係に新たな火種が生じている。
カーニー首相は軍および国防省と協力し、現在のF35契約がカナダにとって最善の投資かどうか、カナダのニーズにより合致する他の選択肢があるか」判断するよう求めた。
F35の契約(88機)は2023年に最終合意が成立。ロッキードはスウェーデンのサーブとボーイング<BA>を抑えて190億カナダ・ドル相当の契約を獲得。複数回に分割された契約で、カナダは最初の16機分の資金を確約した。
カナダの国防省は「キャンセルしたわけではないが、現行の契約がカナダの国民と軍にとって最善の利益になるか確認する必要がある」と説明した。
ロッキードの株価は小幅高。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース