17日の米株式市場の概況、NYダウ続伸 景気の過度な減速懸念和らぐ
17日の米株式市場では、NYダウが前週末比353.44ドル高の4万1841.63ドルと続伸した。朝方発表の2月の米小売売上高は前月比0.2%増と、伸び率は市場予想を下回った。一方、GDP(国内総生産)に用いられる自動車などを除いたコアベースでは堅調な伸びを示し、米国景気への過度な懸念を後退させた。
ウォルマート<WMT>やナイキ<NKE>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が上伸。インテル<INTC>が大幅高となり、ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス<NCLH>とゲス<GES>が値を上げた。半面、アメリカン・エキスプレス<AXP>が冴えない展開だった。
ナスダック総合株価指数は54.578ポイント高の1万7808.664と続伸した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やネットフリックス<NFLX>が買われ、エアビーアンドビー<ABNB>やクラウドストライク・ホールディングス<CRWD>、ルルレモン・アスレティカ<LULU>が堅調。サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル<SAIC>が急伸した。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、エヌビディア<NVDA>が株価水準を切り下げ、アファーム・ホールディングス<AFRM>とインサイト<INCY>が大幅安となった。