東電HDが4日ぶり反落、25年3月期業績予想開示も利益確定売り
東京電力ホールディングス<9501>が4日ぶりに反落した。17日の取引終了後、未定としていた25年3月期の連結業績予想を開示した。今期の売上高は前期比1.8%減の6兆7930億円、経常利益は同41.5%減の2490億円と減収減益の計画を示した。株価は前日、特別事業計画の変更の認定に関する発表を手掛かりとして上昇圧力が掛かっていた。18日朝方は上昇スタートとなったが、上値の重さが意識され、目先の利益確定目的の売りが優勢となったようだ。25年3月期は燃料価格の低下を背景に燃料費等調整額が減少する。燃料費等調整制度の期ずれ影響の悪化に加え、東日本大震災関連で被災した資産の復旧などに必要な費用の見積額が増加したことも利益を圧迫する要因となる。