フジクラが異彩人気、レーザー核融合に絡む思惑で連日の売買代金首位のなか上げ足加速
フジクラ<5803>がにわかに脚光を浴びている。前日は全上場企業の中で売買代金トップとなり株価も続伸となったが、きょうは更に買い気が強まり一時7.7%高と値を飛ばし、売買代金も三菱重工業<7011>を凌いで連日の首位に躍り出ている。これまでデータセンター向け光ファイバーや光関連部品を手掛けていることで、同関連株の位置付けで物色人気を集めていた。しかし、足もとの異彩を放つ人気ぶりは他の電線メーカーなどデータセンター関連に位置付けられる銘柄とは明らかに一線を画しており、マーケット関係者の間でも話題となっていた。市場関係者によると「買い主体は海外ファンド筋である可能性があり、その根拠となっている材料がレーザー核融合関連との見方が浮上している。レーザーを燃料に照射して核融合発電を行う技術に関し、それに使うレーザーをフジクラが開発しているという文脈で投資資金が攻勢をかけている」(国内投資顧問系ストラテジスト)という。