KBホームが決算受け下落 春の需要が低調=米国株個別
(NY時間09:37)(日本時間22:37)
KBホーム<KBH> 58.03(-3.77 -6.09%)
住宅建設のKBホーム<KBH>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、住宅部門売上高とも予想を下回った。住宅部門粗利益率も予想を下回っている。通期ガイダンスも公表し、住宅部門売上高の見通しを下方修正した。
春の販売シーズン開始時の需要が過去の水準よりも低調だったと述べている。経営陣は第1四半期の受注減を反映させ、業績見通しを下方修正した。
メッツガーCEOは声明で「住宅購入の意思決定を遅らせる原因となっている価格に対する懸念や、マクロ経済や地政学上の問題に関する不確実性に消費者は対応している」と述べた。
一方、2月中旬に同社はコミュニティの検証を行い、最も魅力的な価値を提供しようと試みたが、購入者の反応は良好であったと経営陣は述べている。
なお、同社は3月31日付でディラード氏をCFOに任命する人事を発表。同氏は、包装および工業製品会社であるソノコ・プロダクツのCFOを務めていた。
(12-2月・第1四半期)
・1株利益:1.49ドル(予想:1.58ドル)
・住宅部門売上高:13.9億ドル 4.9%減(予想:15.0億ドル)
・住宅部門粗利益率:20.2%(前年:21.5%)
・販売戸数:2770戸(予想:2996戸)
・受注件数:2772戸(予想:3266戸)
・受注残:4436戸(予想:4701戸)
・受注残高:22.0億ドル(予想:23.4億ドル)
・平均販売価格:50万ドル(予想:50万ドル)
・平均コミュニティ数:257(予想:259)
(通期見通し)
・住宅部門売上高:66~70億ドル(従来:70~75億ドル)(予想:70.7億ドル)
・平均販売価格:48~50万ドル(従来:49~50万ドル)
・住宅部門粗利益率:19.2~20.0%(従来:20.0~21.0%)
【企業概要】
米国の南西部・中央部・南東部において、住宅建設関連事業を行う。住宅用の土地の取得・開発、多種多様な住宅の建設・販売を行い、住宅購入者に損害保険の他、地震・洪水・個人財産保険サービスや、物件のタイトルサービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース