オクロが決算受け反落 赤字が予想を若干上回る=米国株個別

材料
2025年3月25日 22時42分

(NY時間09:39)(日本時間22:39)

オクロ<OKLO> 29.63(-1.28 -4.14%)

原子力発電のオクロ<OKLO>が反落。前日は米原子力規制委員会(NRC)と申請前準備評価を行っていると発表したことで大幅高となっていたが、本日は戻り売りが強まっている。前日引け後に10-12月期(第4四半期)の決算を公表しており、1株損失が0.07ドルの赤字と、予想(0.06ドル赤字)を若干上回る赤字となった。ただ、24年度の1株損益の0.74ドルの赤字と、23年度の0.47ドルの赤字よりは改善している。

要因の1つとして、高速核分裂発電所の投資拡大に伴う費用急増が挙げられる。同社はまだ売上は立っていないが、前日は認証取得に向けた最新情報を提供していた。

同社は、データセンタープロバイダーのスウィッチ社との12ギガワットの契約を含む、複数の電力契約を第4四半期に締結した。これにより確認済みの顧客の関心は合計14ギガワットになったと述べている。

デウィットCEOは声明で「サイト利用許可と最初の展開のための安全な燃料の両方を保有する唯一の企業として、われわれは強固で成長を続ける顧客基盤に支えられ、27年末までに商業用電力供給という計画を順調に遂行している」と述べている。

【企業概要】

クリーンで信頼性が高く手頃な価格のエネルギーを、大規模に供給する次世代高速核分裂発電所を開発する。分裂炉には、固有の安全機能が組み込まれ、リサイクル廃棄物を燃料とすることが可能になる。顧客への商用規模のエネルギーの提供と、米国市場への使用済み核燃料リサイクルサービスの販売に従事する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.