3月の米消費者信頼感、21年7月以来の低水準

経済
2025年3月25日 23時49分

*コンファレンスボード消費者信頼感指数(3月)23:00

結果 92.9

予想 94.0 前回 100.1(98.3から修正)

この日発表の3月調査の米消費者信頼感は92.9と21年7月以来の低水準となった。トランプ関税を背景に物価上昇と景気見通しへの懸念が消費者の間で高まっていることが示された。また、今後6カ月の見通しを示す先行指数は65.2に低下し、12年ぶりの最低値を更新。

今回の消費者信頼感指数はトランプ関税によるインフレ再燃を懸念する世帯が増加し、脆弱な結果となっている。企業は価格上昇と需要減退を警告し、これはスタグフレーションのリスクと景気後退の可能性が高まっているというエコノミストの予測と一致。今後1年間のインフレ期待は2年ぶりの高水準に上昇している。

発表元のコンファレンスボードは声明で「過去数カ月間、堅調に推移していた消費者の家計に対する楽観的な見方はほぼ消え、経済や労働市場に対する懸念が消費者の個人的な状況に対する評価にも広がり始めていることを示唆している」と述べた。回答者は、将来の家計に対する期待が2022年7月以来の最低水準に落ち込んだと回答。景気後退を予想する割合は9カ月ぶりの高水準を維持した。

一方、家電や電子機器などの高額商品の購入状況は改善。これは関税に先回りした消費を反映した可能性がある。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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