新興市場銘柄ダイジェスト:ベイシスは年初来高値更新、イオレがストップ高

材料
2025年3月27日 16時21分

<3970> イノベーション 1190 -10

続落。子会社Innovation&Coがユーソナーの提供する国内最大級の企業データベース「LBC」と、同社が運営する国内最大級のIT製品比較サイト「ITトレンド」の戦略的なデータ連携を開始したことを発表したが、地合いに押されもみあいとなっている。「ITトレンド」の持つIT投資におけるインテントデータに、企業データベース「LBC」の包括的な情報を組み合わせることで、IT製品提供企業のマーケティング効率を劇的に向上させ、DX推進を加速することが連携の狙いとしている。

<4068> ベイシス 1697 +197

急騰、年初来高値更新。26日の取引終了後に株主優待制度の導入を発表し、好感されている。毎年6月末日、12月末日時点の株主名簿に記録された株主のうち、200株以上保有している株主を対象として、保有期間に応じたデジタルギフトを贈呈する(保有期間1年未満の場合5,000円分、1年以上の場合10,000円分)。25年6月末日時点の株主名簿に記録された対象の株主より開始するとしている。

<2334> イオレ 641 +100

ストップ高。新たに暗号資産金融事業及びAIデータセンター事業を開始すると発表した。AIを用いた暗号資産運用モデルの開発およびモデルを活用した暗号資産運用、ビットコイン・トレジャリー事業などの暗号資産金融事業への参入を検討、デジタルダイナミックからGPUの在庫を仕入れて販売を行う販売事業への移行を行い、将来的には販売後のGPUサーバーの保管・運用まで行うAIデータセンターの運営事業を行うことを目指す。第三者割当による新株式及び新株予約権の発行により資金調達する。

<4588> オンコリス 613 -138

大幅続落。腫瘍溶解ウイルスOBP-301の投与方法に関する用法特許が日本国内で特許査定を受けたと発表した。今後、特許査定に基づき特許料の納付を行い特許権が成立する見込みで、25年12月期にOBP-301を食道がん治療再生医療等製品として承認申請する計画としている。業績への影響は軽微だが、特許期限の40年5月までOBP-301の知的財産権が強化される。また、同特許の用法で投与する限りOBP-301の適応拡大やOBP-702にも活用でき、競合の市場参入を抑制することも期待される。

<4388> エーアイ 500 +5

続伸。バーチャルキャラクターでライブを行う信者(Vライバー)のマネジメント事務所を運営するLapis Liveの全株式を取得し子会社化することを発表した。取得価格は2.26億円。今後の幅広いキャラクターIP事業展開と、バーチャルライブ配信「IRIAM」における主要なライバーマネジメント事務所であるLapis Liveとは事業親和性が高くシナジー効果が発揮でき、コンシューマー事業の多角展開の観点に加え、Lapis Liveの事業の安定的継続と発展に大きく寄与するとしている。

<5258> TMN 335 -4

反落。東海道新幹線のモバイルオーダーサービスにモバイル型決済端末「UT-P10」および決済ゲートウェイサービスが採用されたことを発表し、好材料視されている。採用された決済端末「UT-P10」は、レシートプリンタやPOSアプリが搭載されており、1台でコンパクトに会計業務を完結でき、これまでに小売店や飲食店だけでなく、山陽新幹線など鉄道車内でも複数採用されている。クラウド型サービスの拡張性やモバイル型決済端末の利便性、鉄道車内での豊富な実績が評価され採用に至ったとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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