アトラグループ---上場維持基準の適合に向けた計画書を作成
アトラグループ<6029>は28日、東京証券取引所スタンダード市場における上場維持基準の適合に向けた計画書を作成し提出したと発表した。
同社は、2026年12月末までに上場維持基準（流通株式時価総額10.00億円）に適合するために、各種取り組みを進めていく。
同社は、上場維持基準に適合するための対応策として、鍼灸接骨院支援事業においては、コア事業であるアトラ請求サービスのA-COMS（エーコムス）院内管理システムの大規模改修が完了したことで、システムに連携する新オプションサービスを随時リリースする。さらに、A-COMSと連動したマルチモーダルAIによる独自施術方針を立案できる検査機器ARTRA GAUGE（アトラゲージ）の導入拡大を図る。また、玩具販売事業では不採算店舗の整理を今年4月中に完了させ、SNS等の新たな集客施策を実施しながら、売上増とコスト削減による早期の黒字化と業績の再成長を目指す。
新規事業における施策としては、医療福祉事業として現在おこなっている介護支援事業に加えて、同社独自の技術をサービスとして提供することで、既存の保険外リハビリ市場への参入を進めている。脳疾患などの既往歴を持つ人向けの新リハビリサービスを今期中に検証し、来期以降に直営店舗を展開する計画である。さらに、顧客との継続的な関係強化を図りながら、営業活動の強化によって、案件数と規模の拡大を目指し、2026年12月期中には単月ベースでの恒常的な営業黒字化を計画している。
《ST》
