サレプタが下落 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別

材料
2025年3月31日 22時50分

(NY時間09:47)(日本時間22:47)

サレプタ<SRPT> 63.69(-6.73 -9.55%)

バイオ医薬品のサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の161ドルから87ドルに引き下げた。デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の遺伝子治験薬「エレビディス」に対する信頼性が低いことを理由に挙げている。

「最近の医師による検査では、DMD患者の治療に対する緊急性は中程度であることが示されており、最近発表された死亡例も追い打ちをかける形となっている」と記している。

同社の中期的な目標値を大幅に上回る可能性は低いとも指摘し、エレビディスの収益持続性に対する根強い懸念を払拭するには不十分と述べた。また、FDAのワクチン規制のトップ、マークス氏の辞任により、FDAから同社の擁護者がいなくなり、規制の不確実性が増大した点も付け加えた。

引き続き、エレビディスとプラットフォームから生み出される将来のキャッシュフローを過小評価している可能性があるとは考えているが、現在の低迷した水準からでさえ、株価を上昇させる要因を特定するのは難しいという。

【企業概要】

希少疾患に対するRNA標的治療薬と遺伝子治療法を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。革新的な技術を応用しパートナーとの共同研究を通じて、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療薬を開発・商業化したほか、肢帯型筋ジストロフィーやその他の神経筋・中枢神経系関連疾患を対象とした治験に取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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