ダウ先物は1063ドル高 本日は下げ一服 ただ、情勢は変わらず=米国株速報
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:41)(日本時間21:41)
ダウ先物 39228(+1063.00 +2.79%)
S&P500 5220.25(+123.00 +2.41%)
ナスダック100先物 17956.00(+392.75 +2.24%)
米株価指数先物市場は買い戻しが強まっており、ダウ先物は1000ドル超の大幅反発となっている。前日までの急落に市場も一息ついているようだ。マグニフィセント7を始め、時間外でIT・ハイテク株も買いもどされている。
ただ、特に情勢に変化が出たわけではなく、ここ数日の暴落からの値ごろ感の買い戻しといった状況。明日の発動を控えて関税に対する懸念は依然続いているが、トランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談したことや、日本の石破首相との前日の首脳電話会談で日本との2国間貿易協議の開始することで合意し、閣僚2名を任命した。
一方、トランプ大統領は、中国が報復措置を撤回しなければ、追加で50%の関税を課すことを示唆している。それに対して中国は「関税戦争と貿易戦争を仕掛けてくるなら、中国はとことんつきあう」と対抗措置をとる考えを示している。
アナリストは、トランプ大統領がXYZと協議中という見出しが出ても、投資家は過剰に反応しないよう注意を促している。「4月2日付以降のチャートの一部が回復することになっても、関税の重荷が消え去ることはない」と述べている。
ユナイテッドヘルス<UNH>やヒューマナ<HUM>、CVSヘルス<CVS>など医療保険株が時間外で上昇。メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が、2025年から2026年にかけてのメディケア・アドバンテージ・プランへの支払いを平均で5.06%増額すると発表したことが好感されている。
ブロードコム<AVGO>が時間外で上昇。前日引け後に最大100億ドルの自社株買い計画を発表した。
ジーンズのリーバイ・ストラウス<LEVI>が決算を受け時間外で大幅高。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、粗利益率も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを据え置いた。同社は関税による大きな業績悪化は想定していないとしている。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が時間外で上昇。ドイツの半導体大手のインフィニオンが同社の自動車向けネットワーキング事業を25億ドルで買収することで合意した。
インフラ・ソフトウエア開発のテラデータ<TDC>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。
(NY時間08:51)(日本時間21:51)時間外
ユナイテッドヘルス<UNH> 564.00(+39.30 +7.49%)
ヒューマナ<HUM> 300.00(+45.29 +17.78%)
CVSヘルス<CVS> 70.44(+6.59 +10.32%)
ブロードコム<AVGO> 162.25(+8.11 +5.26%)
マーベル<MRVL> 53.48(+2.48 +4.86%)
リーバイ・ストラウス<LEVI> 15.51(+2.01 +14.89%)
テラデータ<TDC> 20.04(+0.84 +4.38%)
アップル<AAPL> 184.72(+3.26 +1.80%)
マイクロソフト<MSFT> 363.10(+5.24 +1.46%)
アマゾン<AMZN> 181.56(+6.30 +3.59%)
アルファベット<GOOG> 152.83(+3.59 +2.41%)
テスラ<TSLA> 241.12(+7.83 +3.36%)
メタ<META> 532.75(+16.50 +3.20%)
エヌビディア<NVDA> 101.83(+4.19 +4.29%)
AMD<AMD> 84.55(+0.91 +1.09%)
イーライリリー<LLY> 744.10(+20.37 +2.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース