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話題株ピックアップ【夕刊】(1):ローツェ、JINSHD、Aiロボ

注目
2025年4月14日 15時45分

■ローツェ <6323>  1,452.5円  +233 円 (+19.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

ローツェ<6323>が切り返し急。前週末11日の取引終了後、取得総数530万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.0%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これを材料視した買いが入ったようだ。取得期間は14日から7月31日まで。あわせて26年2月期の業績予想を開示。今期の売上高予想は前期比3.0%増の1281億9000万円、最終利益予想は同0.6%減の234億9900万円とした。また、前期の期末一括配当を従来の予想から1円増額し17円とした。今期の年間配当予想も17円としている。

■ジンズホールディングス <3046>  8,800円  +1,320 円 (+17.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

ジンズホールディングス<3046>が5連騰。11日取引終了後、25年8月期の連結業績予想について、売上高を901億円から925億3200万円(前期比11.5%増)へ、営業利益を85億円から108億500万円(同37.9%増)へ、純利益を52億3000万円から72億500万円(同54.2%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間23円・期末44円の年67円から中間50円・期末44円の年94円へ引き上げたことが好感された。国内アイウェア事業で、インバウンド需要への対応を強化したことや継続的な販促キャンペーン活動の影響などにより、レンズ・フレームともに高単価の商品が好調に推移したことに加えて、海外アイウェア事業で、中国の事業構造改革の取り組みが進み、業績が順調に回復したことなどが寄与した。同時に発表した2月中間期決算は、売上高448億3200万円(前年同期比17.9%増)、営業利益51億5500万円(同2.0倍)、純利益37億8500万円(同2.4倍)だった。

■Aiロボティクス <247A>  4,055円  +305 円 (+8.1%)  本日終値

Aiロボティクス<247A>が急騰。トランプ関税が二転三転するなかその影響も読みづらく、上値で戻り売りニーズの強い半導体や自動車など輸出セクターは、空売り買い戻しが一巡した後は再び不安定な値動きとなることも予想される。一方、トランプ関税の影響が及ばない内需株については、今月に入ってからの全般波乱相場でツレ安した好業績銘柄を中心に漸次戻りに転じる動きをみせている。ネット関連や個人消費関連もその有力な対象で、同社はその一角として注目が集まった。同社は自社開発のAIシステムを活用し、スキンケア商品や美容家電の企画・開発などを手掛けており、25年3月期売上高は前の期比98%増の140億円、営業利益は同91%増の24億円といずれも倍増近い伸びが見込まれている。株式需給面では外資系証券などによる貸株市場を通じた空売りが高水準で、その買い戻しが加速しつつある。

■チヨダ <8185>  1,110円  +72 円 (+6.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

チヨダ<8185>は3連騰。靴の量販大手で「東京靴流通センター」などの運営で知られる。足もとの業績は絶好調で、ハンズフリーの「スパットシューズ」などが需要を捉え収益押し上げに貢献している。そうしたなか、前週末11日取引終了後に発表した25年2月期通期決算は営業利益が前の期比2倍となる21億9300万円と急拡大した。また、26年2月期についても前期比64%増の36億円を見込むなど高成長を継続する見通し。更に株主還元にも積極的だ。今期は前期実績から20円増配となる54円を計画。また、発行済み株式数の7.77%相当の300万株の自社株を消却することも併せて発表しており、これらが株価を強く刺激する格好となった。

■アイダエンジニアリング <6118>  859円  +51 円 (+6.3%)  本日終値

アイダエンジニアリング<6118>は反発。前週末11日取引終了後、自社株取得枠の上限を350万株から420万株(自己株式を除く発行済み株数の6.79%)に拡大すると発表。これが好感された。取得期間も変更し、開始日を5月1日から4月18日に前倒しする。7月31日までとする取得期限に変更はない。

■ヨータイ <5357>  1,768円  +101 円 (+6.1%)  本日終値

ヨータイ<5357>が大幅反発。麻生グループのASNFホールディングスが前週末11日の取引終了後、ヨータイに対してTOBを実施すると発表したことで、TOB価格の1810円を意識した格好となった。麻生グループを安定株主として迎えることで、中長期的な視点による企業価値向上を目指すのが狙い。買付予定数は最大で653万1334株(発行済み株数の35.44%、下限614万3192株)で、買付期間は4月14日から5月14日までを予定。TOB成立後もヨータイは上場を維持する方針で、ヨータイはTOBに対して賛同の意見を表明している。

■空港施設 <8864>  628円  +26 円 (+4.3%)  本日終値

空港施設<8864>が後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろ、LIMジャパン・イベント・マスター・ファンド(ケイマン諸島)から、6月に開催予定の第56回定時株主総会における議題について、株主提案を行う旨の書面を受領したと発表しており、思惑的な買いが入った。なお、空港施設では株主提案の内容を慎重に検討し、取締役会の意見がまとまり次第速やかに開示するとしている。

■エーアイテイー <9381>  1,621円  +66 円 (+4.2%)  本日終値

エーアイテイー<9381>が大幅高。同社はきょう正午ごろ、26年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比5.6%増の43億円としていることや、年間配当計画を前期比10円増配の90円としていることが買い手掛かりとなったようだ。営業収益は同7.8%増の600億円を見込む。持続的な収益拡大を図るため営業人材の育成強化に取り組み、主力である国際貨物輸送をはじめ、通関や配送、海外倉庫でのアソート業務を含めた流通加工業務といった輸出入の付帯業務の受注増加を目指すとしている。

■テクマトリックス <3762>  1,918円  +65 円 (+3.5%)  本日終値

テクマトリックス<3762>が3日続伸。11日の取引終了後、子会社クロス・ヘッドが都築電気<8157>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>、ネットワンパートナーズ(東京都千代田区)と業務提携契約を締結し、「OTセキュリティ&ネットワークパック」の提供を開始すると発表しており、好材料視された。「OTセキュリティ&ネットワークパック」は、工場などの製造現場で稼働する設備を動かすOT(オペレーショナル・テクノロジー:制御技術)ネットワークにおけるセキュリティの強化及び安定稼働支援を目的としたもの。近年、DXやIoTをはじめとしたデジタル化の一環で、OTネットワークをその他のITネットワークと接続するケースが増えており、これに伴いサイバー攻撃をはじめとしたセキュリティリスクが高まっていることから、セキュリティとネットワークに強みを持つ4社が業務提携を行うことで、充実したサービスと提供体制を実現するとしている。

■月島ホールディングス <6332>  1,826円  +54 円 (+3.1%)  本日終値

月島ホールディングス<6332>が3日続伸。前週末11日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、旧村上ファンド系とされる投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者による株式保有割合が5.17%となり、新たに5%を超えたことが判明したことから需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は4月4日としている。

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