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【↑】日経平均 大引け| 反発、米株高を受けリスク選好も終盤伸び悩む (4月14日)

市況
2025年4月14日 18時30分

日経平均株価

始値  34006.37

高値  34325.59(09:12)

安値  33887.70(10:51)

大引け 33982.36(前日比 +396.78 、 +1.18% )

売買高  16億8974万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆8791億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は反発、米株高を受け買い戻しへ

2.米株市場で半導体株買われ、投資家心理が改善

3.日経平均は一時700円超上昇も終盤は伸び悩む

4.円高進行でハイテクや自動車株の上値に重さも

5.8割強の銘柄が上昇、売買代金は4兆円割り込む

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比619ドル高と反発した。FRB高官の発言などを受けて、金融市場の混乱を巡る警戒感が和らぎ買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、大きく買いが先行、日経平均株価は寄り付きで3万4000円台に乗せ、一時700円以上水準を切り上げる場面もあったが、その後は伸び悩み、引けにかけ上げ幅を縮小させた。

14日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が大きく上昇したことを受け、再びリスクを取る動きが強まった。ただ、トランプ米政権の打ち出す関税政策の内容が目まぐるしく変わり、相場も消化難に陥っているきらいがある。米国では半導体関連株への買い戻しが顕著だったが、これを受けて東京市場で同関連株が戻り足をみせたものの、主力銘柄については上値の重さが目立った。足もと外国為替市場で進むドル安・円高が自動車やハイテク株には買いを手控えさせる要因となったもようだ。値上がり銘柄数は後場に入り大分減ったが、それでもプライム市場全体の8割強の銘柄が上昇した。一方、売買代金は4兆円台に届かなかった。4兆円台を下回ったのは3月25日以来となる。

個別では、売買代金首位となったディスコ<6146>や同3位に入ったアドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が堅調に推移した。ソフトバンクグループ<9984>が頑強、任天堂<7974>も買いが優勢だった。ディー・エヌ・エー<2432>が高く、ニトリホールディングス<9843>も値を上げた。ローツェ<6323>が急騰で値上がり率トップとなり、ジンズホールディングス<3046>も値を飛ばし、リガク・ホールディングス<268A>なども大幅高となっている。

半面、前場は高かった三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が後場に入りマイナス転換したほか、IHI<7013>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>、イオン<8267>が値を下げた。サンリオ<8136>も安い。ベイカレント<6532>も売られた。寿スピリッツ<2222>、IDOM<7599>、TSIホールディングス<3608>などが急落、GMOインターネット<4784>も利食われた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、SBG <9984>、TDK <6762>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約191円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、ファストリ <9983>、イオン <8267>、トレンド <4704>、NTTデータ <9613>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。

東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)その他製品、(3)化学、(4)食料品、(5)パルプ・紙。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)海運業、(2)空運業、(3)輸送用機器、(4)サービス業。

■個別材料株

△グロースxP <244A> [東証G]

DX支援好調で12~2月期は営業4割増益達成。

△Aiロボ <247A> [東証G]

トランプ関税の影響軽微な内需関連で買い戻しを絡め上げ足加速。

△JINSHD <3046> [東証P]

25年8月期業績予想を38%営業増益へ上方修正。

△エディア <3935> [東証S]

26年2月期は増収増益で増配見通し、自社株買いも発表。

△マーキュリー <5025> [東証G]

25年2月期営業利益は計画上振れ3.0倍で着地。

△ヨータイ <5357> [東証P]

麻生グループによるTOB価格1810円を意識。

△ローツェ <6323> [東証P]

上限3.0%の自社株買いを材料視。

△前沢工業 <6489> [東証S]

6~2月期は大幅な増収増益で着地し見直し買い。

△SKジャパン <7608> [東証S]

25年2月期は営業最高益更新で増配を見込む。

△チヨダ <8185> [東証P]

前期営業利益倍増かつ今期も64%増益予想で大幅増配。

▼寿スピリッツ <2222> [東証P]

通期売上高は市場予想をやや下回る着地に。

▼TSIHD <3608> [東証P]

前期業績の下振れ着地などマイナス視。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ローツェ <6323>、(2)JINSHD <3046>、(3)リガクHD <268A>、(4)コクサイエレ <6525>、(5)大黒天 <2791>、(6)アステナHD <8095>、(7)河合楽 <7952>、(8)メイコー <6787>、(9)チヨダ <8185>、(10)テラスカイ <3915>

値下がり率上位10傑は(1)寿スピリッツ <2222>、(2)IDOM <7599>、(3)PRTIME <3922>、(4)TSIHD <3608>、(5)イオンファン <4343>、(6)シンクロ <3963>、(7)GMOインタ <4784>、(8)イオン <8267>、(9)竹内製作所 <6432>、(10)CSP <9740>

【大引け】

日経平均は前日比396.78円(1.18%)高の3万3982.36円。TOPIXは前日比21.60(0.88%)高の2488.51。出来高は概算で16億8974万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1322、値下がり銘柄数は276となった。東証グロース250指数は633.92ポイント(2.52ポイント高)。

[2025年4月14日]

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