ロケット・ラボUSAが上昇 米英のロケット開発プログラムの参加企業に選定される=米国株個別
(NY時間14:39)(日本時間03:39)
ロケット・ラボUSA<RKLB> 20.37(+1.24 +6.48%)
ロケット開発のロケット・ラボUSA<RKLB>が上昇。米英のロケット開発プログラムを通じて、極超音速の試験打ち上げ能力の参加企業に選定されたと発表。アナリストからは、今回の選定は長期的な収益機会を生む可能性があるとの指摘が出ている。
「今回の発表は同社のもう一つの重要なマイルストーンである、同社の極超音速技術の試験用準軌道ロケットHASTEの派生型と見ている。これにより、同社は2031年まで続く長期政府契約にアクセスできるようになり、政府顧客基盤の多様化により、競争力も強化される」と述べた。
具体的には、米空軍の460億ドル規模の無期限納入・無期限数量契約である「エンタープライズ・ワイド・アジャイル調達契約」に参加。契約期間は2031年までとなっている。また、英国防省から約13億ドルの極超音速技術・能力開発の枠組み契約も受注。
同社の極超音速アクセラレータ・サブオービタル・テスト電子ロケットでの、両プログラムへの入札を予定している。
【企業概要】
米国内外の政府機関や防衛・航空宇宙の業界向けに、信頼性の高い打上げサービス・衛星製造・宇宙船部品・軌道上管理ソリューションを提供する。飛行実績のある宇宙船シリーズの小型軌道ロケットの設計・製造を手掛けるほか、コンステレーション展開用の大型ロケットであるニュートロンの開発も進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース