中国、欧州株や円、ユーロなどへ分散化すべき
欧州銀の資産配分責任者がブルームバーグのインタビューに答え、現在のポートフォリオは米国資産への集中度が高過ぎるとし、中国株や欧州株のほか、円やユーロといった通貨への分散を進めるべきだと主張した。
「米国資産は今四半期、米国債や株式、クレジットを含む幅広い分野でアンダーパフォームしている。これはポートフォリオをより広範に分散化させるべきだという警鐘だ」と述べている。資金フローの再配分継続に向けたゲームチェンジャーになり得る資産として、中国株や欧州株に加え、円やユーロに言及している。
インフレの数字が今夏までに著しく上昇し、パウエル議長が利下げを早期に実施できないリスクがある。「現時点でパウエル議長は利下げを実施できず、年後半に先送りされる。それがリセッション(景気後退)を回避できるのか、あるいは別の問題を引き起こすのかは大きな疑問だ」と述べている。
「全体として、リスク増大を推奨していない。リスクテークに対して比較的慎重な姿勢を取っている」とも述べた。
株探ニュース