デニーズが決算 米国内の既存店売上高が予想以上の減収 株価はプラスに転じる=米国株個別
(NY時間10:29)(日本時間23:29)
デニーズ<DENN> 3.92(+0.13 +3.30%)
ファミレスのデニーズ<DENN>が前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想通りの内容だったものの、売上高とも予想を上回った。ただ、EBITDAが予想を下回ったほか、米国内の既存店売上高が予想以上の減収となった。通期のガイダンスも公表し、米国内の既存店売上高の見通しを維持した。
同社は今後について「継続する経済的課題に対応するため、戦略的イニシアチブに注力している。経営陣は、消費者の センチメントが時間と伴に緩やかに変化すると予測し、コスト管理を徹底しつつ、レストランの店舗網を拡大する計画。年内に25-40店舗の新規出店と70-90店舗の閉店を予定している」と述べた。
株価は時間外で下落していたものの、通常取引に入ってプラスに転じている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.08ドル(予想:0.08ドル)
・売上高:1.12億ドル 1.5%増(予想:1.10億ドル)
・EBITDA(調整後):1680万ドル(予想:1770万ドル)
・米国内システムワイド既存店売上高:3%減(予想:2.4%減)
・レストラン営業利益率(調整後):7.2%
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):8000~8500万ドル(予想:8240万ドル)
・米国内システムワイド既存店売上高:2%減~1%増を維持(予想:0.8%減)
【企業概要】
米国内外にファミリーレストランを所有・運営し、フランチャイズ店を運営する。各地の地元住民向けレストランとして、ハンバーガー・サンドイッチ・サラダ・デザートなどの幅広い料理とドリンク類を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース