ファンペップ、抗体誘導ペプチド「FPP004X」の国内物質特許が成立
ファンペップ<4881>がこの日の取引終了後、花粉症を対象疾患として開発中のアレルギーワクチン、抗体誘導ペプチド「FPP004X」の物質特許が日本で成立したと発表した。
抗体誘導ペプチドFPP004Xは、体内に入った異物を排除する働きを持つ抗体の一種で、花粉などの原因物質(アレルゲン)に結合するとアレルギー反応を引き起こすIgEに対する抗体産生を誘導することで治療効果を期待するアレルギーワクチン。24年3月に塩野義製薬<4507>との間でオプション契約を締結し、塩野義は全世界での全疾患に対する独占的研究開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。なお、今回の特許成立は、25年12月期業績に影響を与えるものではないとしている。