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東京株式(前引け)=急反発し上げ幅一時600円超、イスラエルとイランの停戦期待で

市況
2025年6月24日 11時53分

24日前引けの日経平均株価は前営業日比415円高の3万8769円と反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億8773万株、売買代金概算は2兆1538億円。値上がり銘柄数は1137、対して値下がり銘柄数は421、変わらずは68銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場で日経平均の上げ幅は一時600円を超え、3万9000円に迫る水準まで上昇する場面があった。米国によるイランの核関連施設への攻撃に対し、イランの報復攻撃が抑制的なものとなったことで地政学リスクへの過度な不安心理が和らぎ、23日の米国株市場はNYダウをはじめ主要3指数が揃って上昇した。トランプ米大統領は同日、イスラエルとイランが停戦に合意したと自身のSNSで明らかにした。これを受け、東京市場でも半導体関連など主力銘柄を中心に買い戻しの動きが広がった。米原油先物相場の急落を背景に、コスト懸念が和らいだ空運株が上昇。一方、石油関連株は売りに押された。イラン外相がイスラエルとの停戦合意を否定したほか、イスラエルに対してイランがミサイルを発射したとも伝わり、日経平均は朝高後に伸び悩む展開となった。

個別では、証券会社の投資判断引き上げを追い風にレーザーテック<6920>が急伸。東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>も値上がりした。ソフトバンクグループ<9984>が大幅高となったほか、フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>が買い優勢に。トヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>は堅調。リズム<7769>がストップ高カイ気配。壱番屋<7630>が物色人気となった。半面、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が大幅安。ENEOSホールディングス<5020>も安い。三菱重工業<7011>は冴えない動きに。大幸薬品<4574>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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