このあと5月の米求人件数 前回から増加が見込まれる
*米求人件数(5月)23:00
予想 730.0万人 前回 739.1万人
このあと日本時間23時に5月の米求人件数が発表され、予想は730万人と前回から増加が見込まれている。前回4月分は予想外の増加となっていたが、この指標は前回分の修正が入ることが多い指標でもある。
5月の労働需要は比較的堅調と見られているものの、求人労働異動調査(JOLTS)では労働市場の冷え込みの兆候が引き続き示されると予想されている。
5月の求人件数は約4万件減少したと見られているが、この程度の減少でも、FRBが重視しているとされる失業者1人あたり求人件数は4月の1.031から5月には1.015へと低下する見通し。
解雇・離職率は1.1%で横ばいと見られるが、新規失業保険申請件数が4月から5月にかけて約3.5%上昇していることから、解雇率は若干上昇するリスクがあるという。
一方、自発的離職率は2.0%で横ばいが見込まれているが、今後は新たな職をより高い賃金で見つけられるという労働者の自信が弱まる中で、さらなる低下の可能性も高いとも見られている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース