プログレッシブが下落　アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ＝米国株個別

（NY時間10:41）（日本時間23:41）

プログレッシブ<PGR>　257.73（-3.93　-1.50%）

損保のプログレッシブ<PGR>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を２９０ドルに設定した。連休前終値よりは高い水準。

「同社株は２０２４年にアウトパフォームしたが、強気シナリオの推進要因は薄れつつあり、今後は利益のピーク管理と成長の両立がテーマになる」と述べている。

同アナリストはまた、「同社は米国で最も優れた自動車保険の引受会社と考えているが、業界環境を踏まえると現在のバリュエーションは割高に見える。特に２０２７年の１株利益が前年比で減少する可能性を踏まえるとそう言える」とも指摘。

具体的には、２０２６年の１株利益は１８．１３ドルへの拡大を見込む一方、２０２７年は１７．３５ドルに縮小する見通しだとも述べた。保険業界がインフレからの回復に伴う恩恵が薄れ、競争が激化している中で、同社の成長も減速すると見ているという。

【企業概要】

子会社を通じて、個人・企業向けに保険引受業務を行う。自動車・二輪車・船舶・RV車などを対象とした個人向け保険商品、中小企業向け自動車関連の賠償責任・物的損害保険、事業関連の一般賠償責任保険などの各種保険、戸建・集合住宅のオーナーや賃貸人など向け住宅保険を扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース