医療機器のバイオシグ、コモディティのトークン化プラットフォーム設立の資金調達発表＝米国株個別

（NY時間11:44）（日本時間00:44）

バイオシグ<BSGM>　8.70（-2.85　-24.68%）

医療機器のバイオシグ・テクノロジーズ<BSGM>が大幅安。同社がコモディティのトークン化プラットフォームを立ち上げるため、１１億ドル規模の資金調達契約を発表した。資金調達は最近買収したストリーメックス・エクスチェンジ社を通じて行われ、転換社債１億ドルと１０億ドルの株式信用枠を獲得。最初の対象は金となる。

マクフィーＣＥＯは「まずは金市場における地位を確立し、その後に他の産業へも展開していきたい」と抱負を語っていた。

ストリーメックス社はバランスシートの大部分を現物の金地金建てで保有する方針で、実物資産を分散型ネットワーク上でデジタル化する取り組みに参加する形となる。ストリーメックス社は声明で「金のトークン化は将来的にビットコインよりも重要になる可能性がある。これは、伝統的な金融機関が金の強気見通しにアクセスする手段として活用するようになると見ているからだ」と述べた。

株価は時間外で大幅高となっていたが、通常取引に入ると戻り売りが強まり、今度は逆に大幅安となっている。素直に増資を嫌気しているほか、専門外の投資に疑問符も出ているのかもしれない。

【企業概要】

心臓血管不整脈治療に役立つ情報を提供する高度なデジタル信号処理技術プラットフォームを開発・提供する。前例のない心臓信号の明瞭化を実現してリアルタイムの信号可視化を提供し、最も複雑な信号も正確に捉え、医師の手技の効率と効果を高めながら、高度に的を絞った心臓アブレーション処置を可能にする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース