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今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想

通貨
2025年7月10日 8時22分

ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。ただ、その後は上げ渋っている。足元におけるユーロ高を欧州中央銀行(ECB)は問題視していないこと、トランプ関税が日本経済に与える影響は小さくないことから、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想される。

【ユーロ売り要因】

・米国の関税措置

・米長期金利の高止まり

・中東情勢の悪化

【ユーロ買い要因】

・米国はユーロ高を想定

・トランプ関税は日本経済に悪影響を及ぼすとの見方

・ECBはユーロ高を懸念せず

《CS》

提供:フィスコ

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