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ペイパル、決算受け下落 ベンモは好調も関税の影響で取扱高の伸び鈍化と経営陣が指摘=米国株個別

材料
2025年7月29日 23時39分

(NY時間10:38)(日本時間23:38)

ペイパル<PYPL> 71.30(-6.92 -8.85%)

決済サービスのペイパル<PYPL>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。総取扱高も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正した。ベンモを含む複数事業での成長が背景。

同社はクリスCEOのもと、事業統合とブランド強化を進行する中、Venmoの売上高は20%増加した。また、国内のデジタルウォレットを使って世界中で購入可能な新プラットフォームや、100種類以上の暗号資産を決済に利用可能にする機能も発表している。6月には対面決済用の新しいクレジットカードも投入した。

ただ、株価は発表直後は時間外で上昇したものの、下げに転じている。その後の決算説明会で、取扱高の伸びが鈍化しているのは、関税に伴う消費支出の軟化が要因と述べていた。ミラーCFOは「特に中国製品に関して、消費支出にわずかな減速が見られた」と述べたほか、クリスCEOは、「マクロ環境と消費支出が不均一で、特に関税の影響を強く受けた企業において、支出に力強さが欠いている」と述べている。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.40ドル(予想:1.30ドル)

・売上高:82.9億ドル 5.1%増(予想:80.9億ドル)

取引関連:74.4億ドル(予想:73.2億ドル)

その他付加価値サービス:8.47億ドル(予想:7.70億ドル)

米国:47.1億ドル(予想:46.5億ドル)

海外:35.8億ドル(予想:34.3億ドル)

・総取扱額:4435.5億ドル(予想:4357億ドル)

Venmo:819.8億ドル(予想:795.6億ドル)

・取引マージン:38.4億ドル(予想:37.8億ドル)

・取引件数:62.3億件(予想:66.7億件)

・アクティブ顧客口座数:4億3800万件(予想:4億3664万件)

・営業利益(調整後):16.4億ドル(予想:15.5億ドル)

・FCF(調整後):6.56億ドル

(7-9月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.18~1.22ドル(予想:1.21ドル)

・取引マージン:37.6~38.2億ドル(予想:37.7億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.15~5.30ドル(従来:4.95~5.10ドル)(予想:5.10ドル)

・取引マージン:153.5~155.0億ドル(従来:152.0~154.0億ドル)(予想:153.0億ドル)

・FCF:60~70億ドルを維持(予想:63.5億ドル)

・設備投資:約10億ドルを維持(予想:8.86億ドル)

【企業概要】

デジタルおよびモバイルの支払いを可能にするテクノロジープラットフォームとデジタル決済サービスを世界で提供する。加盟店や消費者が、時間・場所やデバイスを限定されることなくお金の管理・移動ができるよう取り組むとともに、個人間の支払いを促進し、消費者のショッピング体験を簡素化する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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