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【クラファン・優待】エネルギー自動制御の「スマートウィンドウ」で省エネ実現 IndyGo、8月3日募集開始

経済
2025年8月1日 13時40分

省エネに貢献する「スマートウィンドウ」を手掛ける株式会社IndyGo(福岡市中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは8月3日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1198万8000円、上限募集額:5394万6000円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 株主優待あり:同社商品割引
・ みなし時価総額:2億1495万3750円
・ 類似上場企業:インフォメティス <281A> [東証G]、デジタルグリッド <350A> [東証G]、ENECHANGE <4169> [東証G]、JDSC <4418> [東証G]、グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

デザインと省エネを両立した「統合型スマート建材」

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

IndyGoのクマール・ラジェッシュ代表はインド・ニューデリー出身で、バナラス・ヒンドゥー大学で物理学の博士号を取得。液晶ディスプレイ技術を専門にインド国立物理研究所と九州大学で研究を行ってきました。

その後、同社を創業し、工場やビル、店舗などで温度・湿度・消費電力などをリアルタイムに把握できる無線センサーネットワーク(BLE5.0メッシュ)技術を開発するなどして、現在、以下の事業を展開、出資も受けています。

・ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)対応など環境配慮型建築を支える「スマートウィンドウ」の開発・販売

・シンガポールで開催された「SLINGSHOT 2023」で「250グローバルディープテックスタートアップ」に選出

・福岡の地域金融グループVCから5000万円を資金調達

同社の窓・カーテン・ブラインドの機能を1つにした調光型スマートウィンドウ「e-Blind」は光の入り方を細かく調整できる高いデザイン性と、空調負荷を最大25%削減して省エネ効果を両立した、未来の都市建築に不可欠な「統合型スマート建材」です。

製造方法と商品の特許を取得済みで、建物内の温度や湿度、明るさ、空気の状態をリアルタイムに測定・共有できる無線センサー制御システムを組み合わせることで以下の自動最適化を実現します。

①空調・照明・スマートウィンドウを室内環境に応じて自動調整

②エネルギーの無駄を抑え、建物全体の消費電力を削減

③ZEB対応をサポート

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社の無線センサー制御技術は福岡県IoT認定制度に採択されており、現在、企業や自治体と連携して、実証プロジェクトを推進中。ゼネコンや設計事務所などをターゲットに提案活動を進めています。

インドなど新興国の建築需要もターゲットとして見込んでおり、同国で合弁会社または完全子会社を設立し、組立工場・R&D(研究開発)拠点・現地市場開発チームの設置を計画中です。

「自動車向けスマートガラスや発電機能付き窓の開発も計画し、建築・モビリティ・エネルギーの3領域を横断する環境テック企業としてグローバル市場でのプレゼンス確立を目指します」(同社)

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】

・技術に関する実証実験の完了とエビデンス確立の必要性

・ZEB市場における認知度向上と販路開拓の推進

・大規模展開に向けた製造体制とサプライチェーンの強化

【解決方法】

・現在進行中の実証実験を通じた科学的根拠とデータの蓄積

・政府のZEB推進政策と補助金制度を活用した市場開拓と顧客基盤の構築

・インドの開発拠点と製造パートナーとの連携による低コスト・高品質な生産体制の確立

環境配慮型ビルの普及には課題も

現代の建物は照明や空調、セキュリティなど個別の設備は高度である一方、建物全体としてのエネルギー効率は低く、都市の電力消費の主要因になっていると同社は考えています。

特に、エネルギー浪費の要因は以下の通りだといいます。

①建物のエネルギー効率が低い

・空調・照明に大量の電力が使われている

・自然光や太陽熱の活用・遮断が不十分な設計が多い

②太陽放射(直射日光)の制御不足

・直射日光で室温が上がり、冷房負荷が増加

・従来のカーテンやブラインドは制御範囲や操作性に限界

③省エネと快適性の両立が困難

・冷暖房に頼ると電力・コスト負担が増大

・過剰な遮光は室内の明るさや快適性を損なう

東証プライム上場企業で、オフィスビル選定時に「環境配慮性能」を重視していない企業は1割ほどであり、今後は非上場企業においても、環境対応の重要性が高まると同社は考えています。

しかし、環境配慮型ビルの普及に向けては、「高コストと導入ハードル」「既存設備との統合が困難」などの制約があるといい、「弊社は窓をエネルギー制御の中枢へと進化させることで、この課題の本質的な解決に挑んでいます」(同社)。

事業内容・ビジネスモデル・特徴

「e-Blind」は温湿度センサーと連動した自動制御により、快適な室内環境を維持しながら建物全体の最適な省エネ効果が期待できるそうです。

従来の調光ガラスは「全体が透明or不透明」の2段階制御が主流でしたが、「e-Blind」は窓の上下・中央などを部分的に調光できる独自技術により、電子ブラインドのように光の入り方を自在に制御できます。

「まぶしさを抑えながら自然光を活用し、冷暖房負荷を抑制することで快適性と省エネの両立を目指しています」(同社)

太陽光に含まれる近赤外線(全体の約52%)は室内の温度上昇の主な原因ですが、「e-Blind」は近赤外線を効果的に遮断することで室温上昇を抑え、空調負荷の軽減と快適性の向上の両立が可能に。

また、可視光(約45%)は取り込みつつ、紫外線(約3%)と赤外線をカットすることで、明るさを保ったまま熱や健康被害のリスクを軽減し、Low-E(低放射)グラスや赤外線遮蔽フィルムとの組み合わせにより、快適性・省エネ性能の最大化も期待できるそうです。

従来の電動ブラインドは配線工事が必須で、大きな電力消費も課題でしたが、同社はBLE5.0メッシュネットワークを活用し、1平方メートルあたり5ワットの電池駆動型制御システムを開発。Bluetooth接続により、工事不要で広範囲へ設置できるといいます。

「センサーに障害が発生しても、他のセンサーが自動で通信を補完する『自己修復機能』を備えており、高信頼かつ省エネの運用が可能です」(同社)

「現在、さらなるエネルギー消費削減効果の可視化に向けたPoC(概念実証)も計画中で、ZEB対応建材としての本格導入に向けた実績構築が始まっています」(同社)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

同社は、以下の3つのビジネスモデルを採用しています。

①ハードウェア販売

対象顧客:建築会社、設計事務所、不動産ディベロッパー、官公庁、工場・倉庫運営者など

収益構造:1件あたりの製品単価×導入棟数・部屋数・窓数など

②設計・導入コンサルティング

対象顧客:自治体、企業、大学、病院などZEB化を検討する施主・建築主

収益構造:初期提案料+導入支援フィー+コンサルティング報酬

③IoT環境監視・データ分析SaaS

機能:温湿度・照度・VOC(揮発性有機化合物)のリアルタイム表示、アラート通知、履歴分析

収益構造:月額利用料×センサー数または拠点数

同社はインドの開発チームと連携し、高品質を維持しながら製造コストの大幅な削減を目指しており、「このコスト優位性により、大手メーカーが参入しづらい価格帯で製品を提供できると自負しています」(同社)。

将来的なExitはIPOを計画

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

【タイトル】

(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・インフォメティス <281A> [東証G]

・デジタルグリッド <350A> [東証G]

・ENECHANGE <4169> [東証G]

・JDSC <4418> [東証G]

・グリーンエナジー&カンパニー <1436> [東証G]

株主優待

【基準日】

毎年3月末日

【優待内容】

1~296株保有:同社商品5%割引

297~370株保有:同10%割引

371株以上保有:同20%割引

【申し込み方法】

・基準日経過後、メールで申し込みの案内をする。

・申し込み時の氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して利用の確認をする。

【注意事項】

・1人、1年に1回限りの優待。

・優待内容は今期(2026年3月期)の内容。

・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社IndyGo

福岡市中央区赤坂一丁目13番10号

資本金:57,550,000円(2025年5月23日現在)

発行済株式総数:159,225株(同)

発行可能株式総数:1,000,000株

設立日:2014年4月21日

決算日:3月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 クマール・ラジェッシュ

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 39,960株

■募集株式の払込金額

1株当たり 1,350円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額1,198万円を以下の目的に充てる予定。

仕入費用 560万円

人件費 375万円

手数料 263万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額4,195万円(目標募集額1,198万円と上限募集額5,394万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

仕入費用 1,817万円

人件費 1,455万円

手数料 923万円

■投資金額のコース及び株数

99,900円コース(74株)

199,800円コース(148株)

299,700円コース(222株)

399,600円コース(296株)

499,500円コース(370株)

999,000円コース(740株)

1,998,000円コース(1,480株)

2,997,000円コース(2,220株)

3,996,000円コース(2,960株)

4,995,000円コース(3,700株)

9,990,000円コース(7,400株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、499,500円コース(370株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,990,000円コース(7,400株)を上限とする。

■申込期間

2025年8月3日~8月15日

■目標募集額

11,988,000円(上限募集額 53,946,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は43,156,800円とする。

■払込期日

2025年9月8日

■連絡先

株式会社IndyGo

電話番号:092-982-6358

メールアドレス:info@indygo.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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