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キンバリー・クラーク、決算受け上昇 販売量急増が業績押し上げ=米国株個別

材料
2025年8月1日 23時55分

(NY時間10:52)(日本時間23:52)

キンバリー・クラーク<KMB> 131.57(+6.95 +5.58%)

クリネックスなど衛生用品を手掛けるキンバリー・クラーク<KMB>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、既存事業売上高の伸びを上方修正している。

価格を抑えた家庭用品と販売量の急増が業績を押し上げた。同社は過去5年間で最も強い販売量の伸びを報告。不透明な経済状況下で消費者のニーズに応える新製品の導入が奏功した格好。

アナリストは「珍しく力強い既存事業売上高の伸びを記録。これはすべて数量主導で、販売量は5%増だった」と述べた。「価格帯を広く展開する取り組みと製品開発が成果を上げている」とも指摘した。

今回の決算は、年初に経済不安によって苦しめられた消費者の支出が回復傾向にある兆候を示している。歯磨き粉大手のコルゲート・パルモリーブも、北米事業の回復を背景に既存事業売上高が予想を上回っていた。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.92ドル(予想:1.68ドル)

・売上高:41.6億ドル 1.6%減(予想:48.8億ドル)

北米:27.3億ドル 1.9%減

海外:14.3億ドル 0.4%増

・既存事業売上高:3.9%増

・販売量:5%増

(通期見通し)

・既存事業売上高:約2.0%増(従来:1.5~2.0%増)

・1株利益(調整後):1桁前半~半ばの増加(従来:横ばい~プラス)

【企業概要】

繊維・不織布・吸水性に関する技術を用い、天然繊維・合成繊維や素材から作られた製品を製造し、世界で販売する。紙おむつ・ベビー用おしりふき・生理用品・失禁ケア用品等のパーソナルケア製品や、ティッシュ・ペーパータオル・ナプキン等のコンシューマーティッシュ製品、タオル・石鹸やその他製品を提供。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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