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マクドナルド、決算受け上昇 既存店売上高が予想上回る 特に海外が好調=米国株個別

材料
2025年8月6日 22時38分

(NY時間09:38)(日本時間22:38)

マクドナルド<MCD> 304.95(+6.18 +2.07%)

マクドナルド<MCD>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回っている。米国、海外とも既存店売上高は好調だった。

ポップカルチャーに焦点を当てたコラボ商品や低価格メニューが消費者の景気不安を緩和する一因となった。同社は大腸菌の集団感染や中東での米国ブランドへの反発、トランプ大統領による貿易摩擦を背景とした経済不安などに直面し、これまでは4四半期連続で売上高が減収または伸び悩んでいた。  

同社は「マインクラフト」の映画公開に合わせたセットメニューや、「スクイッシュマロ」をテーマにした期間限定キャンペーンなどで集客を図ったほか、米国ではチキンの新商品を投入したほか、5ドルからのセットメニューなどで価格に敏感な顧客に訴求した。

アナリストは「米国の業績は概ね予想通りだったが、海外での既存店売上高の大幅な上振れはサプライズで、マクロ経済の不安定さが続く中であっても、海外市場にとって転換点となる可能性がある」と述べている。

米国市場においては、「第2四半期にマインクラフトとのコラボが後押しした勢いが、下期も継続するかに投資家は注目するだろう」とも語った。

さらに「年後半にかけて強力なマーケティングが実施されると予想しており、それが同社の比較的高めのマルチプルを支える可能性がある」とも指摘している。

(4-6月・第2四半期)

・既存店売上高:3.8%増(予想:2.5%増)

米国:2.5%増(予想:2.3%増)

海外直営:4.0%増(予想:1.8%増)

海外ライセンス:5.6%増(予想:3.6%増)

・1株利益(調整後):3.19ドル(予想:3.14ドル)

・売上高:68.4億ドル 5.4%増(予想:67.0億ドル)

・営業利益:32.3億ドル

(通期見通し)

・システム全体売上高成長に対し、店舗純増が年内に2%超寄与する見通し

・販管費:システム全体売上高の約2.2%

・営業利益率:40%台半ば~後半

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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