トランプ政権、ロシア産エネルギーを運ぶ影の船団に対する制裁も検討

トランプ政権はロシア産エネルギーの輸入国に対する追加関税に加え、「シャドーフリート（影の船団）」と呼ばれる石油タンカーと、その運航を可能にする複数の事業体に対する制裁も検討している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

プーチン大統領はクレムリンでウィトコフ米特使と３時間に渡り会談。会談でロシアはウクライナでの戦争についてある種のシグナルを米国側に提示し、ロシアも米国からシグナルを受け取ったと、露大統領府のウシャコフ大統領補佐官が話したが、詳細は明らかにしなかった。

これらの船舶は、米国と欧州の制裁にもかかわらず、ロシアが石油を輸送する上で重要な役割を果たしている。

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は「シャドーフリートはロシアの制裁回避と戦争資金調達の中核をなしている」と投稿。

関係者によると、トランプ政権はプーチン大統領のエネルギー収入を制限するための多様な選択肢を検討している。石油会社を対象とした措置や既存の制限の執行強化が含まれる可能性もあるという。

株探ニュース