<マ-ケット日報> 2025年8月18日
週明けの市場は日経平均が続伸。終値は前週末比336円高の4万3714円で連日の最高値更新となった。もはや上がることが当たり前のようになっており、本日も前週末の米国株以上のアクションを見せている。国内にこれほど上げる材料はないが、区切りの良い数字(4万4000円など)を目指して機械的に買っている印象もあり、大台接近までは真空地帯を駆け上がっているような値の軽さである。ただ、さすがに4万4000円を超えたら目先は上げ一服となるだろう。
前週末の米国市場は指数採用銘柄のひとつが支えとなってダウ平均は小反発した。この日、投資の神様とされるバフェット氏の投資会社がユナイテッドヘルス社の株式を買い増したことが分かり同社株が10%を超える急騰へ。ダウ平均採用銘柄でもあり指数を下支えた。一方、トランプ大統領が近く発表する半導体関税を「200~300%にするかもしれない」と発言したため半導体株が軟調に。主要指数ではナスダックとS&P500種がともに小幅続落している。
さて、東京市場はテクニカル的な過熱感は伴いながらも完全に過熱し切るには至らず、日経平均が4万4000円の大台へ迫る展開となっている。主要指数が揃って高値を更新しており物色に目立った偏りはない。今は過熱感だけが目先の売り材料といえる状況だ。日経平均の25日移動平均線カイリ率は本日プラス6.4%で黄色信号点灯中。8%からは赤信号で注意が必要だ。(ストック・データバンク 編集部)