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ターゲット、決算受け下落 通期ガイダンスは従来見通しを維持 CEO交代も発表=米国株個別

材料
2025年8月20日 22時48分

(NY時間09:45)(日本時間22:45)

ターゲット<TGT> 96.22(-9.14 -8.67%)

ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高は減収となったものの予想ほどではなく、1株利益、売上高は予想を上回った。通期のガイダンスは従来見通しを維持し、売上高は1桁台前半の減収を引き続き見込んだ。

同社は声明で「第2四半期は進展を遂げたものの、成長軌道に戻るまで満足することはできない」と述べた。今年は新店舗、改装、サプライチェーンやテクノロジー強化のために約40億ドルを投資する計画。

同社はまた、現COOフィデルケ氏がコーネルCEOの後任として就任する人事も発表した。2026年2月1日付。ただ、株価は冴えない反応。市場が外部人材による経営刷新を期待していたことを示す動き。

2003年に同社のインターンとしてキャリアを始めたフィデルケ氏は、ウォルマートやアマゾンなど競合に市場シェアを奪われ、業績不振が長期化している状況を立て直すという喫緊の課題に直面する。優先事項には、商品のスタイルやデザインへの注力、購買体験の改善、そしてテクノロジーを活用した業務効率化が含まれている。

(5-7月・第2四半期)

・既存店売上高:1.9%減(予想:3.0%減)

デジタル:4.3%増(予想:3.8%増)

・1株利益(調整後):2.05ドル(予想:2.01ドル)

・売上高:252.1億ドル(予想:249.3億ドル)

・粗利益率:29.0%

・営業利益:13.2億ドル(予想:12.8億ドル)

・EBITDA:21.0億ドル

・顧客取引件数:1.3%減

・平均取引額:0.6%減(予想:1.1%減)

・デジタル売上高比率:18.9%

・総店舗数:1982店(予想:1987店)

・店舗売上高(既存ベース):3.2%減

(通期見通し)

・1株利益(調整後):7.00~9.00ドルを維持(予想:7.29ドル)

・売上高:1桁台前半の減少を維持(予想:1.7%減)

【企業概要】

生鮮食品、ドライ・グロッサリー、乳製品、冷凍品などの一般的な商品を販売し、自社クレジットカードも発行する米国の総合ディスカウントストア。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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