トランプ大統領、メリーランド州知事との対立激化
トランプ大統領がメリーランド州のムーア知事(民主)との対立を激化させている。ムーア知事は2028年の大統領選出馬の可能性が取り沙汰されており、両者はボルティモアの治安維持に加え、ベトナム戦争時のトランプ大統領の徴兵免除などを巡っても非難の応酬を続けている。
ムーア知事はトランプ大統領に対し、メリーランド州を訪れ、州内の街を歩くよう呼びかけた。しかし、トランプ大統領は「ボルティモアは制御不能で犯罪まみれ」だと批判。「私が現地を訪れる前に、彼にこの犯罪の惨状を片付けてほしい」と述べた。またロサンゼルスや首都ワシントンと同様に、ボルティモアにも州兵を派遣することを示唆している。
トランプ大統領はさらに、崩壊したボルティモアのフランシス・スコット・キー橋の架け替えに関しても、議会が承認した予算を取り消すと脅迫。ムーア知事が2005年から2006年のアフガニスタンでの従軍に関して、ブロンズスター勲章を受章したと早まって主張した過去の論争にも触れた。ムーア知事は最終的にこの勲章を2024年に授与されている。
これに対してムーア知事もXへの投稿で反発し、トランプ大統領を「骨棘(こつきょく)大統領」と呼び、「歩くのを避けるためなら何でもする」と揶揄している。大統領にゴルフカートを進呈するとも述べた。さらにメリーランド州政府は公共安全の向上に取り組んでいると述べ、「州兵を市民の警察とする目的で使用することは、持続可能ではなく、大規模で実現することもできず、憲法に適合するものでもない。敬意も欠如している」と述べている。
トランプ大統領は自身がベトナム戦争で兵役を免除された理由として、学生であったことに加え、足の骨棘に関連する医療免除を挙げている。
株探ニュース