フジクラが6連騰、AIデータセンター向け光部品絶好調で4~6月期7割増益が買いの拠りどころに
フジクラ<5803>が6連騰と戻り足を鮮明としている。通信インフラに必須の部材である光ファイバーや光コネクターなどの光デバイスを手掛けており、世界的なAIデータセンターの建設ラッシュを背景に収益拡大基調を継続している。25年4~6月期は営業利益が前年同期比68%増の410億8600万円と絶好調で対通期進捗率は3割近くに達している。注目されたエヌビディア<NVDA>の決算は市場予想を上回る好調だったが、データセンター部門の売上高はコンセンサスにわずかに届かず、時間外で同社株は売られた。しかし、市場では「エヌビディアは事前に買われていた反動が出たものの、開示された数字自体はほぼ予想に見合った水準で失望する要素はない」(ネット証券アナリスト)という声が聞かれる。きょうはAI関連の象徴であるソフトバンクグループ<9984>が活況高となっているほか、アドバンテスト<6857>も底堅い動きで、ショートポジションを取っていた向きの買い戻しも観測されている。