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<マ-ケット日報> 2025年9月1日

市況
2025年9月1日 16時40分

週明けの市場は日経平均が続落。終値は前週末比529円安の4万2188円で先月8日以来の安値となった。米国で半導体株が軟調だった流れからこれに敏感な日経平均が指数では下げが先行。一時は900円近い下げ幅まで示現した。一方、下値が4万2000円の大台を割り込んだことで値頃感も台頭。押し目買いによって終盤はじわじわと下げ幅を縮小させている。上場全銘柄で算出される指数トピックスの下げは比較的限定され、先物や半導体に絡んだ売りが主であったようだ。

前週末の米国市場はハイテク株に売りが出てダウ平均は4日ぶりに反落した。米AI半導体企業の決算が事前予想を下回り関連株とともに下落。また、中国が新しいAI向け半導体を開発したと報じられたことも競争激化懸念で売りを誘ったようだ。注目された7月の個人消費支出物価指数は事前予想と同じだったため材料とならず。週明けはレーバーデーの休場で3連休入り。売り方にしても積極的に売る状態ではなく指数の下値は限定されている。

さて、東京市場は日経平均が一時下値を試す展開となったが、最終的には4万2000円台をキープする1日となった。中国と米国の半導体を含めたAI開発競争が激化しており、中国が台頭する分、日本を含めた西側のシェアが低下する懸念が膨らんだ。一方、下値は25日移動平均線(4万2063円)にタッチし終値ベースではサポートされる形。明日以降も同線が日経平均の下値を守るだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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