オランダのＡＳＭ、通期の業績見通しを引き下げ

オランダの半導体製造装置ＡＳＭインターナショナルは、主要部門で予想を下回る需要が第２四半期以降の業績を圧迫するとし、通期の業績見通しを引き下げた。

通期売上高が従来ガイダンスで示していた１０－２０％増のレンジの下限に留まると予想。これは下半期の需要が減少すると見込まれるためだとしている。

ＡＳＭは下半期の売上高が上半期比で５－１０％減になると見込んでおり、第４四半期に主要市場で予想を下回る需要が見込まれることを反映させた。

また、受注については需要の弱さが影響し、下半期のブック・トゥ・ビル（受注残高÷売上高倍率）が１倍

を下回ると予測している。

同社はまた、投資家向け説明会を前にして、２０３０年までの財務目標を提示。２０３０年までの売上高を５７億ユーロ超に拡大する見込みで、２０２６－３０年の粗利益率は４７－５１％の範囲に収まるとした。さらに、フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）は２０３０年までに１０億ユーロ超に拡大すると見込んでいる。

株探ニュース